今日、久しぶりに5MTの車に乗りました。

荷物を運ぶのに、乗用車では厳しいので、親戚の軽トラックを借りました。5MTの車でした。

2時間くらい運転してました。

 

いままでオートマチック、オートマ車、実際はCVTですが、運転で楽をしていました。

 

5MTの車は、楽しい反面、めんどくさい面もありますね。

ただ、車を動かしている実感はわきます。

 

発進で1速に入れて、アクセルをふかしながら、エンジン音を聞きながら、ちょうどいい音になったらゆっくりとクラッチをゆるめて、丁寧につないであげる。めんどくさがっていきなりつなぐと衝撃がくるし、周りから見てもわかる。丁寧につないであげる。

 

1速で数m動いたら、アクセルをふかしてエンジン音を聞いて2速に入れる、同様に3速、4速とあげていく。広い道で当面時速50キロ以上を維持できそうなら5速まで入れる。

 

前の車が減速したり、前の信号が変わったりしたら、自車も減速します。オートマになれているとブレーキを踏んでそのままですが、5MTではその速度に応じたギヤに入れなければいけません。

 

5速だったら、速度メーターとエンジン音を確認しながら、4速に落とし、3速に落とします。ただそのときは4速で続けるか、3速まで落とすか迷いますね。スピードが出ているのに3速に落とすとエンジンの回転数が合わずに、ウォーン、ブォーンとうなってしまいます。どうしても高速で3速に落としたければ、一度ニュートラルでクラッチつないで、アクセルを空ぶかしして、速やかに3速に落としますが、町乗りではそんなテクニックも必要ないでしょう。昔、若い頃は練習しましたけど。

 

左折するときは5速から順々に2速まで落とします。2速に合った速度、20キロ以下まで落とします。少し広い道路で30キロで左折できそうなときは3速で左折してしまうか、念のためクラッチを切ったまま左折して左折終了後に速度を見て2速か3速に入れるか判断。

 

一時停止してそのまま進むようなとき、本当は完全に停止して、1速から再始動すべきですが、面倒くさくなると、徐行して2速のまま行ってしまいそうになります。1速に落として半クラッチで動き出すのが面倒になることがあります。

 

オートマ車ならこんな細かいことは考えずに、アクセルとブレーキをコントロールして速度を管理すればいいのでしょうが、エンジン音、速度、タコメーター、を気にして、ギヤチェンジをどうするか考える必要あり。それを楽しいと見るか面倒と見るか。迷いますね。

 

若いと5MTでも平気でしょうが、年をとると60歳、70歳、高齢者になるとよほどの熟練者でない限りオートマでしょうね。

 

ただ、思うに、オートマがなくて、5MTの車しかなければ、高齢者の暴走事故はかなり減るのではないかと感じてます。

 

適切なギアに入っていなければ、アクセルを踏み込んでも暴走はしないはず。低速ギアで踏み込んでもクラッチをつながなければ暴走はしないはず。

 

いまさら、オートマを禁止して、マニュアル車のみ許可なんて野暮なことはいいませんが、ひさびさにマニュアル車を運転してふと思ってしまいました。

 

自家用車2台ともオートマですし、社用車もすべてオートマ。マニュアル車に乗る機会がほとんどなかったので今回はよい経験となりました。