エクセルギーハウスの冷房モデル
なぜこんな 解りづらいイラストを使ってしまったかというと
「ペイントツール」を使いたかったから。
緑の家学校の授業はすこぶる面白い。
環境を考える建築・環境学のオーソリティ揃いで 先端も先端である。
でも決して一般化しないでしょう(笑)
環境共生型であるゆえ ローテクで現代の拡大経済志向の社会の中では
建築法規的に非常に開発・発展・普及困難な事が多すぎるのだそうです。
建築法規も大量生産型 利権方社会のためにできているところがあるので。
エクセルギー という言葉をそこの講師の方のお一人に聞きました。
エクセルギーとは・・・
エネルギーというのは「流れ」であって
創ったり消費したりできるものではない
「エネルギー保存の法則」というのが
物理学の世界にはあるのだらしい。
(宇宙の中にあるエネルギーは常に一定で使用したものは同じ環境の中に戻っていく)
で 物理的には不可能な「エネルギーの消費」感を エクセルギーとするのだそう。
「エクセルギーハウス」を設計している先生がいます。
エクセルギーの研究は
「便利なものは必ずしも合理的でない」
「大量に何かを消費して、快適を得ている生き物は存在しない」
という考え方を持っていて
暖房・冷房にエネルギー消費、石油・系統電力を使用しない家をつくります。
身近にある資源性のあるもの(雨水・通風・日射)を利用し
燃料電池、太陽電池にも頼りません。
必要なところには大らかに 石油・系統電力を使うようですが
それは今の段階で 抵抗活動的な無理をすることはないという考えのようです。
そこには新しい産業(グリーン・エネルギー関係)が確立しても
今と同じ産業構造になるだろうという考えがあるから。
太陽光パネルが普及すればいい と思っている訳ではないということ。
「○○が嫌だ」
という思想がない方に学ぶことは大きいです。
○○嫌さに 性急に代替に走ることもまた違う問題を引き起こすだろうと
考えさせられます。
多くの人が関心を持つことがそれを避けるキーかもしれないなあ~と思います。
「抵抗しない 判断しない 執着しない」でよくよく感じとっていこ。
東京都が小金井市に「エクセルギーハウス」のモデルを計画中だそうで
順調にいけば2011年7月には見学ができるようになるようです。
http://miyako-way.cocolog-nifty.com/_kuroiwa/2007/10/