SWING GIRLS

今頃、ではあるが、この映画好きです。
劇中で使用される楽曲がすべて出演者本人による演奏というのもいい。
彼女らが演奏している『Ａ列車で行こ』、『ムーンライトセレナーデ』、『シング・シング・シング』なども好き。
挿入曲に”What a Wonderful World”などを使っているところもいいし、山形弁も妙に合っている。
（やっぱり、こういう映画は方言があった方が面白い。）

でも何と言ってもＢＩＧ・BANDです。
一つの音楽をみんなで力を合わせて作るということ。
一人ひとりが目いっぱいにパフォーマンスした時にのみ生まれるハーモニー。
変にアンサンブルを整えるために個人を押さえるのではなく、個人の個性を最大限に生かして、
音楽にしていく。それがBIG・BAND。

サッカーもこういうことなのに、調和だの戦術だのって未だに言っているマスコミや評論家。
いつになったら、カルチャーになるのだろうか。