空気の見える化って??②
シックハウス問題が社会問題として取り上げられるようになり、目に見えない室内の空気質について関心がもたれるようになりました。
そうした背景がある中で、厚生労働省においてはシックハウスの原因として13種の揮発性有機化合物の室内での濃度指針値を設定しました。
それに伴い、実際にそれらを目に見える形にするために測定をするという件数が増えてきました。
では、目に見えない室内の空気を測るとは
どういうことでしょうか?
それは目には見ない空気の中に、体に影響を及ぼす可能性の高い物質がどのくらい含まれているのかを知ることです。
では、その方法とはどのようなものがあるのでしょうか?
室内空気中の揮発性有機化合物を固体吸着剤に捕集する方法には一般的に2つあります。
一つはアクティブ法と呼ばれるもので、もう一つはパッシブ法と呼ばれるものです。
これらの捕集方法で固体吸着剤に揮発性有機化合物を
捕集した後、化学溶媒で抽出するなどして分析し、数値を出します。
ここで気付くことが一つ。
それは上記の空気測定では吸着剤に捕集したその日、その時間の対象物質の数値で、24時間365日まったく同じということはありません。(但し、基準となるべき数値を残す、入居時の数値を知ることは無駄ではないと思います。)
とはいえ上記の方法で長期間測定をすると経済的には
大きな負担になります。
そこでセンサを利用することでより簡易に、そして経時的に対象物質を数値化することで、基準となる室内の空気質に影響を与える基本的な要素の数値を残しておくことができます。
このようにシックハウス問題の原因とされる物質の室内における濃度が数値化され、目に見えない空気の質を目に見える形に変えることができます。
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