20代から始めないと手遅れになるってホント? 今すぐできる!男の頭皮ケア入門 | takuroのブログ

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誰もがいつまでも豊かな髪をキープしたいと願うもの。最近は男性型脱毛症の治療が進む一方で、誤った頭皮ケアにより、薄毛を招く例も多発しているという。さっそく2人の専門家にお話をうかがった。

[頭皮のスペシャリスト]
齊藤典充氏
国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長。医学博士。北里大医学部卒。

「頭皮をケアすることが薄毛予防につながる」

──頭皮ケアと育毛にはどんな関係があるのでしょうか?

齊藤 髪自体に血管は通じていませんが、根元の毛乳頭と呼ばれる部分は毛細血管とつながっており、そこから栄養や髪を元気にするホルモンの情報が届けられます。毛細血管は頭皮の中を通っているので、頭皮が傷んでいれば自ずと毛細血管もダメージを受けて栄養は届かず、情報もうまく伝わりません。これが薄毛や脱毛を起こす原因のひとつとなるため、早い時期からのケアが大切になります。

──頭皮を清潔に保つためには毎日のシャンプーは必須ですね。

齊藤 ただし洗いすぎは禁物。皮脂には皮膚を守る役割もあり、必要以上に落とせば、肌荒れの原因となります。爪でゴシゴシ洗うこともNG。頭皮に細かい傷ができ、皮膚炎を起こしやすくなります。

──シャンプー時の抜け毛が気になるという声も聞きます。

齊藤 髪は5~6年周期で生え変わるため1日100本前後の抜け毛は心配ありませんが、短く細い抜け毛が目立つ場合は毛髪サイクルの乱れが疑われます。

──ほかに注意すべきことは?

齊藤 ドライヤーを使う場合は頭皮の乾燥に注意が必要。乾燥によるトラブルを防ぐためにも、適度なうるおいが必要です。またヘッドマッサージで血行を促進することで、髪と頭皮の改善が期待できます。実は成分的に見れば髪は皮膚の一部。同じ皮膚の仲間としてケアしていくことが大切です。


[髪のスペシャリスト]
佐藤麻子氏
自然界由来の製品で美と健康を追求するアヴェダ直営店のヘッドスパセラピスト。

「血行の促進が髪を健やかな状態へと導きます」

●ヘッドマッサージで血行を促進させる!

──頭皮の理想的な状態とは?

佐藤 柔らかい状態が理想です。頭皮が硬いと、毛根に届ける栄養素を効率的に循環できません。ですので、血行を促進するヘッドマッサージをおすすめしています。

──ヘッドマッサージをすると、どんなメリットがありますか?

佐藤 血行が促進されるので、毛根に栄養が届きやすくなり健やかな髪質に近づけてくれます。また、老廃物が循環しやすくなるので顔のくすみ、目の下のくまなどもケアできます。しかも頭には多くのツボがあるので、気分もリフレッシュできますよ。シャンプーやトニックを使う時に指の腹でやさしくもみほぐしましょう。

──ほかの頭皮をいたわるポイントを教えてください。

佐藤 シャンプーは夜にすること。髪の毛は22:00~深夜2:00頃に成長ホルモンが分泌されるので、汚れを落として整った頭皮環境を作っておくことが大事です。また髪の毛の自然乾燥は絶対にダメ。細菌が繁殖して頭皮環境がくずれやすい。最適な温度のドライヤーで乾かしましょう。


●ヘッドマッサージで健やかな髪質へ頭皮をリフレッシュするヘッドマッサージ

【1】指の腹で頭皮全体をもみほぐす
まずは頭皮全体をやさしくもみほぐす。力が入りすぎないように指の腹を使うこと。その後、頭頂部に指を交互に絡ませて置き、ツボをやさしく押す。

【2】耳の前をくるくるマッサージ
こめかみの上(耳の前)あたりに、手を置いて円を描くようにゆっくりマッサージする。そのまま、髪の生え際であるフェイスラインや額もマッサージ。

【3】耳の周りをやさしくもみほぐす
人差し指、中指、薬指の3本の指を使って、耳の後ろをやさしくマッサージ。その後は、耳の周りすべてをほぐすようにやさしくマッサージする。

【4】最後はツボを押してスッキリ!
後頭部の首の付け根にある育毛促進や眼精疲労、肩こりなどに役立つツボ、天柱と風池を押す。ゆっくりとやさしく指圧するように押すのがポイント。
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