「戦争は人権踏みにじる」埼玉県弁護士会会長 大倉浩さん | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

「戦争は人権踏みにじる」埼玉県弁護士会会長 大倉浩さん


「人権を守ることを使命とする弁護士として子どもの未来人権を考えれば、人権が踏みにじられる戦争への道に向かう改憲には反対しないわけにはいきません」


今全国の弁護士会が安倍政権の集団的自衛権行使容認反対や改憲反対に関して、怒り声を上げてます。埼玉県弁護士会会長のインタビューは、的を得た当たり前の主張です。敗戦から70年、憲法を守りたいと思う人にとっては今が正念場という状況です。



埼玉県弁護士会会長 大倉浩さん


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赤旗 3/24



今回の安倍政権のやり方が、「憲法にもとづき国家権力をしばる」という立憲主義に反してることは明らかです。国民的議論を避けて、閣議決定で改憲しようというのは、国民主権の原理にも反しています。今の政府のメンバーはきちんと憲法を学んでいないでのはないかと思います。

集団的自衛権の行使容認の本質は、他国防衛のために自国の武力を行使することです。憲法9条の下でその行使は認められません。閣議決定はまた国際社会へのいっそうの貢献という名目で海外での自衛隊の武力行使に道を開こうとしています。これは恒久平和主義に反するもので違憲無効です。

弁護士として少年事件を多くあつかってきました。加害者、被害者の未成年の人々の将来の問題を考えながら取り組んできました。人権を守ることを使命とする弁護士として子どもの未来人権を考えれば、人権が踏みにじられる戦争への道に向かう改憲には反対しないわけにはいきません。

安倍政権は簡単に「自衛隊を海外に送る」といいますが、自衛隊員も一人ひとりが人間です。親や配偶者、子ども、家族がいます。自衛隊の人たちを危険な地域へ送るということにもっと想像力を働かせないといけません。戦争になれば、先の戦争がそうだったように一人一人の人間の命が大変軽視されます。