脱ステ・脱保湿10年を終えて…。 | 脱ステロイド・脱保湿で生きよう♪

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アトピー患者が脱ステロイド・脱保湿治療で生きていくブログです。

2020年を迎えた事で、脱ステ・脱保湿10年目を無事に終えました。大きな、本当に大きな節目の10年でした。どんな1日でも2度と戻る事のない、大切な1日。時間の尊さを改めて感じます。


10年も経つと、脱ステ・脱保湿の取り巻く事情が変わってきたと感じます。僕は退院して1年半くらいしてから、atopicの手伝いをする様になりましたが、その頃とは世間が全然違いますね。


脱ステ・脱保湿を頑張って下さる方がたくさん増えましたね。これも先生方や支持してくれた皆さんのおかげだと思います。


しかしこの10年間で情報量が以前とは桁違いに増えて、取り捨てするのも難しくなった様に思います。


そこで10年目の節目として、脱ステ・脱保湿について自分がこの10年間で思った事や感じた事を伝えたいと思います。


①現状、中途半端な気持ちで脱ステ・脱保湿してる人が多い気がしますね。続けてる人もステロイドに戻りたいとかよく見かけますが、そういう気持ちであれば残念ながら良くならない。仕事でも何でもそうだと思いますが、何となくやってたら、何となくな結果にしか出ない。自分がやってる事を信じないと。凄い気持ちに左右される病なので。本当に良くなりたいなら、危機感を持たないといけないし覚悟もいります。時間は戻らないから。


②体力が脱ステ・脱保湿には必要です。特によくヘルペスなど感染症にかかる方がいれば、体力がないのが原因の1つでもあると思います。僕が退院して1年間そうでした。何回点滴しに行ったか?バルトレックス飲んだか?って感じです。何度も繰り返し感染症しました。しかし体作りというか、体力作りしたら大幅に減りました。たぶん感染した時は仕事のストレスが原因くらいかなと。だから感染症に悩んでる方、もしかしたら体力つけたら変わるかもしれません。


③闘病中、療養中働けない人も多いと思いますが、社会復帰は早い方がいい。バイトでも何でもいいので。フルタイムじゃなくていい、週3回とかでもいい。早く働く事が大事。僕もまだしんどい時に先生に仕事する様に言われて、こんな身体じゃ無理やって思いましたが、今ならその意味がよく分かります。働くと良くなる事もありますし、時間があるとついつい皮膚の事ばかり考えがち。それもメンタル的によくなく、悪化してしまう場合もあるので。


④食事制限してる方がまだまだいるなぁ。そこまで大きな効果を得られる様には感じない。僕も当初はやってみたけど、ストレスたまるだけだった。人間、食べたいものが食べられないのが一番辛い。大事なのは食べ過ぎない事。バランス良く何でも食べる。店長時代休みがなくて、毎日コンビニ弁当食べてたけど、変わらない。インスタントも数年止めてたけど。今は週一で食べてます。もちろん変わりはない。

⑤求めすぎない、比べすぎない。まだまだ病気を受け入れてない人も多いのかもしれない。でも受け入れる事は大切な事だから。脱ステ・脱保湿はあくまでも副作用を取り除く療法なんで。以前より良くなったのなら、それを認めてほしい。リバウンドに耐えて頑張ったんだから。上を見てたらキリがない。周りと比べても仕方ない。良くなるペースは人それぞれだから。

客観的に見て厳しく書いてるかもしれないが、とりあえずこの5つはこの10年で感じるなぁ。まぁ、全部自分に当てはまってきた事だし、今、脱ステ・脱保湿頑張ってる人にも当てはまる事はあると思うので。

とりあえず今が一番皮膚の状態が良いです。たぶんこの10年で。だからこそこれが書けたんだと思う。本当に10年前の自分からしたら、今こうしてられるのは奇跡なんで。

脱ステ・脱保湿11年目、頑張って生きます。ありがとうございました。