今日の言葉 -152ページ目

明確に No.1826


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何をしたいのか。

明確になった途端に、

何かが起こる。


ジッドゥ・クリシュナムルティ

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これと逆の意味の言葉で、

『どこにたどり着くのかを知らなければ、どこを通っても同じだ』

というものがあります。


まずやってみるという一歩踏み出すことも非常に大事ですが、

それが長続きしない原因は、何のためにするのか、

それを実現したらどうなるのかが明確になっていないからでしょう。

止まっているよりは走りながら考える方が良いですが、

どこかで立ち止まって、諦めない理由を探すことがさらに大事なのだと思います。

何をしたいのかが強く明確になれば、ワクワクして体が動かざるを得なくなる。

その動機が私心なく善ならば、自然と周りも助けてくれることでしょう。


笑顔で No.1825


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あなたにとって今が修行の時です。

笑顔でのりこえましょう。


斎藤 一人

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この言葉に一人さんはこう解説を添えています。

『もともと人間は、何らかの修行をするために生まれてきたのです。

修行とは「イヤなこと」か「苦手なこと」と決まっています。

「得意なこと」では修行になりませんからね。

どんな修行でも、時間がたてば終わります。

ただし、修行を「笑顔で乗り越えた」か「苦痛の顔で乗り越えた」かをいつも神様は見ています。

そして笑顔で「乗り越えた人」にごほうびをくれるものです。』


他にも、

『困った時に

ツイてるって言えないよね。

だから口ぐせにするといいよ。』


普段から「ツイてる、ツイてる」と言いましょうと。

『なんにもないとき、ツイてる。

こまったときは、ありがとう。

いいことあったら、かんしゃします。

これでしあわせ』


笑顔と前向きな口ぐせに自分の脳は騙されて、良い方向に動き出そうとするらしいですよ。


今日も笑顔で。

逆張り No.1824


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優しくなりなさい。

そうすれば勇敢になれる。

つつましくなりなさい。

そうすれば広い心を持てる。

人の前を行かないようにしなさい。

そうすれば人を導く者になれる。


老子

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優しさ、慎ましさ、そして譲る気持ちは、

遠慮ではなく、真に自分が強いからこそなし得るもの。

それは自己犠牲の結果ではなく、むしろ信念があるからこそ、

表に出る行動が人への配慮として現れるのでしょう。


空の容器ほど大きな音が出るように、自分のことばかり主張するのは、思慮が浅いから。

心に余裕を持って行動するためにも、内に燃える信念が必要になるのです。

測る No.1823


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君は1センチのものを1センチしかないものさしで測っていないか?

1センチのものは1メートルのものさしで測っておけ。

1センチが大して気にならなくなる。

人生も、いつだって百年のものさしで測れ。

そうしたら何も悩まんぞ。


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1センチのものを1センチの物差しで測るとは、

人生で言えば、目の前で起こっていることが全てだと勘違いしてしまうということ。

今辛いことがあっても、世界レベルで見れば衣食住の心配をすることがないというのは、

それだけで奇跡的に幸せなこと。


たとえこの瞬間が苦しくても数十年の長さで見れば一瞬のこと。

成功した人の中には、数年から十数年の不遇の時代を過ごされた方も珍しくない。

悩みがあるということは、真剣に生きている証とも言えるかもしれません。


だからこそ、その悩みだけに囚われないことが大事。

大きな視点で自分を見つめ直して、今の試練をどう糧にするのかと考えれば力が湧いてくる。

ゲーテも、

『人は努力している間は悩むものだ』

と説いています。


酷い目 No.1822


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誰かが酷い目にあったら、

それを守る努力を。

自らが酷い目にあったら、

それを糧にする努力を。


鳥羽 博道(ドトールコーヒー創業者)

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人の痛みに共感し、それを自らの行動の源泉にできる人。

そしてそれを決して恩に着せることなく、

無私の精神で行動できる人。

そんな人が組織に増えれば、必ずや変わって行くことでしょう。


言い換えれば、

人の痛みには「盾」になってやり、

自らの痛みは「糧」にするということ。

それがその人の存在意義になって行くのでしょう。


論語にもある、

「義を見てせざるは、勇なきなり」

すなわち

「正しいと分かっているのに行動しないのは勇気がないからだ」

という教えに通じる思いだと思います。


集中 No.1821


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あすがある。あさってがあると考えている間は

なんにもありはしない。

かんじんの「今」さえないんだから。

自分を作っていくということは

1秒、1分でも大事にすることだ。


東井 義雄

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明日の自分に期待するのではなく、今この瞬間の自分でやりきる。

一瞬、一瞬に集中する。

その積み重ねが未来を作っていくのです。


「今を生きる」、というよりも、

人は「今にしか生きられない」。


今を生きるとは、命を生きることに他ならないのです。

ねばならない No.1820


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食事の準備のために、食卓にお皿を配っていた渡辺和子さんに、

あるシスターが寄ってきて訊ねたそうです。


「あなたは今、何を考えながらお皿を配っていますか?」

渡辺和子さんは戸惑いつつ、「いえ、何も考えていません」と答えました。

そのときシスターは、

「あなたは時間を無駄にしています。

なぜ、このお皿を使う人の幸せを祈りながら配らないのですか。

この世に雑用という仕事はないのですよ」

そう教えてくれたというのです。


炊事も洗濯も掃除も、また子どもの世話も会社の仕事も、

「しなければならないこと」と考えると、その通りです。

しかし、そこに

「この食事をいただいた人が元気になってくれるように」

「この服を着る人が幸せになってくれるように」

「この廊下を歩く人が笑顔で過ごせるように」

「この仕事で関わる人が、みんな幸せになってくれるように」

と念をこめたら、それは単なる雑用ではなく、また単なる仕事でもありません。


そのように考えていくと、「ねばならない」という作業や仕事はなくなるのではないでしょうか。

日常におけるすべてのことは、周りの人たちの元気や幸せを祈る大切な手段になるのです。


小林 正観

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祈りを込めながら一つ一つの動作を行うと、

結果的に自分に返ってくるということではないでしょうか。

どんな姿勢で物事にあたるかを決められるのは自分だけ。

一分一秒をどう過ごすかを決めるのも自分次第。


だからこういう教えが大切になってくるのですね。


昨日の自分より少しでも上手く出来るようになったか、と考えてみるのも有効でしょう。

両手 No.1819


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手を合わすれば

憎む心もとけてゆき

離れた心も結ばれる
 
まるいおむすび

まるいもち

両手合わせて作ったものは

人の心をまるくする
 
両手合わせて拝んでゆこう


坂村 真民

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手を握ったままだと新しいことを掴むことも出来ない。

一日の中で神仏に祈る時間を持つことは、自分をリセットすることに繋がる。

もっと大きな視点で物事を考えられるようになる。


パンパンと柏手を打つとその場が清まる。


大事なことは両手を添えてするのがいい。

だから食事も両手でいただくのですね。


一日を祈りからスタートさせましょう。

それには毎朝の神社参拝もいいでしょうね。

やってみる No.1818


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一所懸命やらなかったことを失敗だと思っているので、

やってダメだったことは失敗じゃないんです。

やっぱりプロセスが大事。

結果はうまくいくこともあるし、うまくいかないこともある。

そこで工夫改善を繰り返していけば、いつの間にかうまくいくことが重なってくると思います。


高田 明(ジャパネットたかた創業者)

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愛読誌の致知2018年2月号からの紹介です。


「後悔だんだんの法則」の通り、

やってしまった後悔は段々無くなっていくが、

やらなかった後悔は段々募っていくもの。


終末期医療の専門医である大津秀一医師が

1,000人以上の患者さんの看取りをされた中で見出し、集約した25の思い。


『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社)

1 健康を大切にしなかったこと

2 たばこを止めなかったこと

3 生前の意思を示さなかったこと

4 治療の意味を見失ってしまったこと

5 自分のやりたいことをやらなかったこと

6 夢をかなえられなかったこと

7 悪事に手を染めたこと

8 感情に振り回された一生を過ごしたこと

9 他人に優しくなかったこと

10 自分が一番と信じて疑わなかったこと

11 遺産をどうするかを決めなかったこと

12 自分の葬儀を考えなかったこと

13 故郷に帰らなかったこと

14 美味しいものを食べておかなかったこと

15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと

16 行きたい場所に旅行しなかったこと

17 会いたい人に会っておかなかったこと

18 記憶に残る恋愛をしなかったこと

19 結婚をしなかったこと

20 子供を育てなかったこと

21 子供を結婚させなかったこと

22 自分の生きた証を残さなかったこと

23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと

24 神仏の教えを知らなかったこと

25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと


これを読むとどれかすでに当てはまるものや、

自分にとってやるべきことだなと思えるものがあるのでないでしょうか?

気付いたことから始めてみることが大事ですね。



苦悩 No.1817


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人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。

むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。


パスカル

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苦しいときには弱音を吐いたっていい。

無理しすぎずにブレーキを踏むことも大事。

車はアクセルだけでは走れず、

ハンドルとブレーキがあるから目的地に安全に辿り着けるのだから。


それよりも易きに流されて、本来やるべきことを疎かにしたり、

後回しにしてしまうことの方が罪。

でも人間は弱いものだから、ついついということがあるでしょう。

そんな時はニュートンのこんな言葉がアドバイスになるかもしれません。

『今日なしうるだけの事に全力を尽くせ。

しからば明日は、一段の進歩あらん』