ここからはことでんで琴平を目指します。
JRでも高松経由で行けるのですが、ことでんは名古屋地下鉄、京王、そして京急の譲渡車が走っているため乗る価値が高い。
そしてJRは若干遠回りにて所要時間が実はあまり変わらなかったりします。
瀬戸内芸術祭フリーキップなるものを購入。
これは2013年に行われている、瀬戸内芸術祭(瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術の国際芸術祭)に合わせて発売されたフリーキップで、東は志度、西は琴平、北は児島までがフリー区間となります。
瀬戸大橋がフリー区間内なのでトロッコ乗車にちょうどよかった。
ですが駅員さんが扱いなれていないせいか、発行出来たのがことでん発車1分前!!
急ぎことでんに乗り込みました。
↓ことでん600形(元名古屋地下鉄車輛です)
ことでん志度線はJRとほぼ並行していますが、1~2キロごとに駅があり地域輸送に徹しているのが大きな特徴です。JRは1両の普通列車が細々と走りますが、ことでんは乗客が駅毎に入れ替わりながら増え続け、終点瓦町付近では立ち客が出るほど盛況していたのが印象的でした。
そんな志度線も志度を出てからすぐは海岸沿いを走るので風景が素晴らしい。
志度線はカーブがきついので、17メートル級の車輛が限界と聞きます。
途中、八栗、屋島などの観光地も通りまして。
↓屋島ケーブル跡など
屋島を過ぎる頃になると、高松市街に入ってきます。
そして35分で瓦町に着きました。
次に琴平線に乗り換え。
やってきたのが・・・
↓1100形、元京王5000系。
1100形は2両×4本在籍。
京王5000系の中でも最後まで残ったグループで、中間車からの改造(1101 - 1104)、クハ付随車からの改造(1105 - 1108)で占められています。かなりいじっているので車体以外で京王らしさを感じるのは難しいですが、均整のとれた顔立ち、側面のフォルムなど、やはり名車といえるでしょうね。
六ツ目山は「御厩富士」ともよばれ、讃岐七富士の一つになっているそうです。
たしかに富士山ぽいけど、よりおにぎりっぽい(笑)でも登山の際はその姿に違わぬキツイ上り坂が待っているとか。
もう一つ、すごい前方展望がこちら。
岡本駅だったかな。
ここはエンジンブレーキを効かせるように降りていましたね。
ジェットコースターみたいな景色でした。
琴平線は高松周辺で日中15分間隔ですが、滝宮駅を過ぎるとその半分の30分間隔となります。
そして琴電琴平に到着。
瓦町から約1時間。
琴平線では京急車両に乗れず若干残念でしたが、元京王の1100形に揺られのんびり移動できました。
ここからこんぴらさんへは階段地獄が待ち受けていますが、気力体力とも十分休まったので万全で臨むことができそうです。
・・・④へ続く。