郵便局の仕事というと、切手を売ったり手紙や小包を配達したりということは知ってますよね。でもそれだけではありません。郵便局にお金を預けると利子をつけて返してくれる「郵便貯金」、月々お金を払っておくと、怪我をしたときなど、いざというとき保険金を受け取れる「簡易保険」という仕事もしているのです。この郵便局の仕事、以前は国の役所がやっていました。今は郵政公社というところがやっています。国の役所がやっていたというのは、郵便貯金などでみんなから集めた、たくさんのお金は国に貸しだされ、国の仕事に使われていたということです。その郵便局を国から離して普通の会社にするのが郵政民営化です。
 民営化されると郵便局も税金を払うことになるので、国が助かるというのです。ほかには、お客さんを増やすには値段を下げたりサービスをよくしようとしたりします。たとえば窓口の会社がコンビニのようになって切手やはがき以外に、食料やチケットなど日用品も売れるようになります。会社と競争してお客さんを増やす必要があります。
 郵便貯金や簡易保険が集めたお金は340兆円に上ります。そんなところが普通の会社になったら、すごい銀行やすごい保険会社ができることになります。僕達が、利用する郵便局がどのようになるのか。国会の議論がどうなるのか注目してみたいと思っています。

 ちなみに、あと2年は株高は続くでしょう。