ヤンキー小学生 | ブラジル番長【Diary】

ヤンキー小学生

番長のもとへ弟子入りした少年がおる。

彼の名はシュンヤくん。

『ヤンキー記者、南米を行く』を愛読しとって、

住まいの久留米市からやって来た。


「オレもブラジルで修行がしたい」と

番長宅の門を叩いた勇気ある少年や。


ブラジル番長【Diary】


↑そんなシュンヤくんやが、

体格も差ほど番長と変わらんし、ほんとに喧嘩が強そうで

たくましか。


彼に年齢をきいてみた。


「キミは高校一年生ぐらいかね?」


「いや、違います。小学生です」


「は?」


な、な、なんと、彼は小学校6年生だったのである~!

こんなデカイ小学生が存在するなんて信じられん…

まさに「リアル・ジャイアン」やないか。


それも、髪を染めてオールバックにし、

サングラスをかけとる、かなり気合いが入ったジャイアンである。

これには、のび太もビックリだろう。


「オレが乗ってる改チャリです」と言って

写メを見せてくれたのはいいが、


ブラジル番長【Diary】


やはり、この小学生、只者ではない。

一般のお子さんよりも、やっとることが5年早いな。


ちなみに、シュンヤくんが好きな歌手は

矢沢永吉だという。


永ちゃんのファンである番長にとっては嬉しい限りだが、

この時代に、こんなお子さんは珍しい…


「オレは小学校を卒業したら、暴走族になるのが夢だった。

でも、番長さんの本を読んで考え方が変わった。

オレは中学校なんて行かなくていい。ブラジルに行きたい」


それで番長はシュンヤくんにこう言った。


「いまキミは義務教育期間中だから、ブラジルへ行かせることはできん。

ばってん、キミがもし中学を卒業するまで、

ブラジルに行く夢を抱き続けることができたなら、

その時は番長が保証人になって、キミをブラジルへ送る」


こういった勇気のある小学生が、

いまの世の中にいったい何人いるだろうか。


彼ならきっと現代版の坂本龍馬になれる。

そう信じとる。


それにしてもヤンチャ坊主は本当に可愛いかぁ。

いずれシュンヤくんが大人になったら、

その有り余るエネルギーで日本に活力を与えてほしか。


「番長さん。オレが小学校の卒業式で着るスーツを見てください」


「スーツ?」


番長は興味津々でシュンヤくんの写メを見た。


「うお!!」


ブラジル番長【Diary】


シュンヤくん現在12歳。

彼なら間違いなく福岡県下の不良どもをシメる大番長にのし上がるやろう。


番長の一番弟子であり、可愛い弟分やけん、

これからは誠心誠意をもって彼の面倒を見てあげよっと。



頑張れ!シュンヤくん。


=byブラジル番長=