低コスト! 手作りチキントラクター兼ニワトリ小屋 | グリーンライフ ~アメリカでエコ&田舎暮らし~

低コスト! 手作りチキントラクター兼ニワトリ小屋

私たちの家にもとうとうニワトリがやってきました!

できるかぎり自給自足を目指す私たちにとっては必須!ついに念願叶いました!


オレンジのBuff Orpingtonと Ameraucanaという品種を3羽ずつ。
Ameraucanaは青っぽいかわいい卵を産む品種。Buffは性格が穏やかで寒さに強いのだとか。


5月に産まれたばかりの娘っこ達なので、まだ卵を産みませんが、来月あたりから期待できそうです。



出来るだけ予算を削減したい私たち、何とか低コストで小屋を作れないかとリサーチしまくりました。

そして、たどり着いたのが、Aフレームニワトリ小屋。

Aの形をしてるからAフレーム。
色んな人のデザインを混ぜ合わせて作りました。


リサーチにも時間がかかったけど、実際に完成させるまでほんと長かったー。というのも、小さい子供を抱えてると、ニワトリ小屋を作るなんてそんな大きなプロジェクトはなかなかできないんです。




ということで、だいたい娘が寝た後、夜の11時位から数時間、夫ととんかちやってました。

なので、毎回眠い目をこすってたまにパジャマで作業・・・


でもちゃんと出来ましたよー。
簡単にどんな物が出来上がったのか説明します~~~



まず、2X4かそれに近い大きさの材木でV字を3つ作ります。



その間に板を取り付けて、Aの形にして、側面の板で固定します。



全体の大きさは5フィートX6フィート(約1.5mX1.8m)。フレームの材木の長さは5フィートで、正三角形を作りました。


だいたい、一羽のニワトリにつき、4sqft (0.4平方m)のスペースが必要なので、それで計算して大きさを決めてね。

自由に歩き回れる場所は、一羽につき10qft以上が理想です。


1階がお庭で、2階がおうちになります。




床になる板を入れたら、↑穴をあけて、階段を作ってあげます↓


ひもを取り付けて、引っ張ったら階段と床が閉まるようになってるんだよ!



卵を取る為のドアと、餌を入れる為のドアはちょうつがいをつけて、開けやすくします。





ぐいーんと横に伸びている四本の板は、おみこしのようにして移動させるため。こうやって1日何回か移動させて、雑草や害虫を食べてもらいます。だから、ニワトリ小屋兼チキントラクターなんです。チキントラクターとは、トラクターで耕す代わりにチキンにやってもらうから。

なんてすばらしいシステム

あまり長時間同じ場所においておくと、土をひっかかれまくって、草もぜーんぶ抜けてしまうのでどのくらいまで除草してもらいたいかは計算しないとね。あと、ニワトリの健康にもよくないみたいです。(食べる草がないと少し毒性の草でも食べだすから)

使い終わった畑の上に置いたら、耕してもらった上に、鶏糞も蒔いてもらえて一石二鳥





屋根は1/2インチのベニヤ板。外側は屋外用のペンキを塗って、雨による腐敗を防ぎます。

屋根の色は緑。これはホームセンターで、返品されて安くなってる商品から選びました。
他の部分も家の壁のペンキの残り。私たちの新居と同じ壁の色!
 

    


たまに娘も手伝ってくれました・・・?


なんて、一緒に作業をしてくれたらいいんだけど、邪魔するだけで娘が起きてる時はほとんど作業不可能。

真似してかなづちで色んな物を叩いてみたり、釘や木屑で遊んだり、危なっかしい!

でもこれも経験。かなづちと釘で遊ぶくらいならやらしてました。(内心ハラハラしながら・・・)





そして一階はフェンスを張って、しっかりと天敵対策。

こっちではイタチやアライグマ、コヨーテなんかがやってきます。ネズミでもニワトリを殺してしまうことがあるので、網は小さい目の方がいいでしょう。



ニワトリは高いところにいると落ち着くので、止まり木も重要。私はど真ん中に一本板を渡しましたが、これも産卵部屋より高い場所に掛けないと、産卵部屋内で寝る子が出てくるので、卵がうんちまみれになるんですって。

ニワトリが卵を産む部屋も作ってあげましょう。
産卵場所はみんなでシェアするらしく、1羽につき一部屋与える必要はないのだそうです。

ということで、2つ作ってみました。
外からドアをあけて卵が取り出しやすいように、端に作ります。

大きさは縦横高さが30センチくらい。入口をちょっと狭くして、ニワトリが落ち着くようにせま~い雰囲気を作ります。

色々足して行ったらおみこし小屋がどんどん重くなるので、できるだけ軽い素材で作りましょう。
私はプラスチックと薄い板で作りました!


そして、片方の屋根は下半分が取り外しできるようになってます。掃除する時に便利!
屋根のてっぺんはすきまを10センチほど開けておいて、フェンスで覆ってから紫外線対応のビニールシートを張りました。光、通気、雨もり防止対策です。



そして完成~!!!


製作にかかった費用は、おおよそで、

ベニヤ板1枚3000円
フェンス2000円
餌入れ&水入れ800円
ペンキ1300円
釘、ちょうつがい、掛け金1500円

計8600円くらいか。あとは全部家のあちこちから探しまわって持って来たものでやりくりしました。


壁に取り付けた餌入れは、ドアを開けると上から餌を補給することができるんです。










夏の間は産卵部屋の反対側の窓を全開。




娘は餌をあげるのに夢中。え?何をあげてるかって?・・・バッタです。 
ニワトリはバッタが大好き。

娘よ・・・君はワイルドだねえ・・・

ずっと家にいてるときは放し飼いにしています。お出かけするときは家に入れて、1階の庭のみで我慢してね。移動可能の大きい囲いを製作予定だけど、この小屋が気に入ってるのか、ドアを開けてもあまり出て来ないときもあります。



夏の間は出来るだけバッタや害虫を与えて、放し飼いの時間も増やして、餌の出費を減らします。

虫もいなくなってお金も浮いてラッキー


早く卵うんでくれないかな~~~

最初はめんどくさがってた夫も、深夜まで作業を手伝ってくれたし、今は愛着がすごく湧いて、超過保護に育ててます・・・


家族でニワトリを眺めながら、これでまた自給自足に一歩ちかづいたかな~、と幸せを噛み締めてる今日この頃です


初たまごはどんな料理にしよう?
やっぱり定番、卵焼き?
それとも絵本のぐりとぐらのような、大きなかすてらかなあ