2014栃木南部レポートの最後を飾るのは、偶然発見した激レアタクシーで締めます。
探索も終盤を迎えた午後。帰り際に東武鉄道の駅周辺を流していると、駅前のちょっとしたタクシー乗り場が見えてきました。そこに停車している1台のタクシーのリアを見た途端、思わず歓声をあげてしまいました。
なんとそこには・・・4代目(S130系)トヨタ・クラウンセダンのタクシーが!通常の乗用仕様であればまだ見ることのできる車種ですが、平均7年ほどで廃車となるタクシーの世界では、郊外でもめったに見られなくなり長老的な存在です。
この130系クラウンは後期型(1991~95年)ですが、県内にいる他の旧型タクシーに比べナンバーが3000番台と若干若いため、モデル末期の頃この会社にやってきたものと推測されます。
(良い意味で)余計に古臭く見える丸目4灯ヘッドライトを装備している事から、グレードはスタンダードと分かります。通称「銀バンパー」と呼ばれているメッキスチールバンパーは、スタンダードとデラックスならではの装備品です。
車内。タクシーでは定番のコラムシフトMTに、写真には写っていませんが助手席が大型で運転席と接するベンチシートという内容。つまりベンコラMT車でした。ハンドルもスタンダード専用の3本スポークというのが泣かせます。
ドライバーさん曰く、「走行距離はもう43万キロほどにもなる。丸目の所がもう古いよね。」との事でしたが、全滅が危ぶまれている車につき、末永く頑張っていただきたいと思います。
今度訪れた際はどこかに車を止めるなり電車で来るなりして、ゆっくり乗車してみたいものです。突撃取材にも関わらずご協力くださったドライバーさんありがとうございました。m(__)m
以上で2014栃木南部レポは終了です。また行きたくなってしまいました。