営業に求められるものとは | とりあえず、できるといってみよう!

営業に求められるものとは

って、私は営業じゃないので、(SE側からみた)という括弧つきになります。(おっと、今は開発者ですね。)

共通で:
・お客さんと会話ができる。特に、お客さんの話を引き出せる。
・自分が売っている製品に興味がある。
・案件の結果に責任を持つ。ロストをSEや他の部署のせいにしない
・SE、サポート、マーケティングをリスペクトする。すくなくとも、そのように感じさせる。
・数字にハングリーである。

シニアレベルになると:
・ターゲットアカウントをどう攻略するか戦略を作れる
っていうのが追加されますが、そこは今日は置いておきます。

他にも、飲み会の幹事ができる、とか、一人で客先に行ける、とか、色々ありますが、重要なものに絞りました。

外資系IT企業には、SE出身の営業というのは思いのほか多いです。

何故か。

この業界には、自分が売っているものに対して全く興味がないのに営業職をやっている人たちがとても多いからだと思います。これ、他の業界じゃありえません。保険のことがさっぱりわからずに営業売り上げを上げる保険のおばちゃんは存在しません。(若いうちはかわいいだけでどうにかなるかもしれませんが) 車に興味がない車の営業は、続けるのは無理でしょう。ここでは、専門知識を問題にしているんじゃありません。車の営業はエンジンの構造を語れる必要は無いけれど、普通のドアとスライドドアがどういう利用シーンの違いを生むか、とか、想像できないといけません。

で、IT企業。サーバってどういうもので、なぜCPUが速いとうれしいのか、ということすら理解しようとしない人たちは、SE出身でちょっとおしゃべり好き位の人たちに駆逐されます。おしゃべりSEにとってはぬるい環境です。

でも、営業職で上10% (20%? 細かい数字は問題じゃないので適当で)にいる人たちは、SE出身営業が絶対に勝てないものを備えています。それがなんなのかはうまい言葉にできませんが、最初の5つはそのエッセンスを表しているかな、と思います。「カリスマ性」とかいう漠然とした言葉で表わされることもありますが、オーラだけでは飯は食えません。

特にSE出身の営業が苦労するのが、

・案件の結果に責任を持つ。ロストをSEや他の部署のせいにしない
・SE、サポート、マーケティングをリスペクトする。すくなくとも、そのように感じさせる。

ここですね。「自分がSEだったときには」、とか言い出す人は最悪。(前職でもいたなあ、飲み会でもないのにSE時代の武勇伝を語りだしちゃう人。。) SEと知識で競おうとする人も絶対うまくいきません。

営業の仕事、SEの仕事をうまく分担させて、リスペクトしてますよ、と”感じさせて”、最終局面のクロージングは自分の絶対領域として、結果うまくいけば「皆さんのおかげです」と言っておく。うまくいかなければ”みんな頑張ってくれたのにもうしわけない”という。というのができる営業の条件かな、と思ってます。