あえて説明の必要もないほど、最近の中ではヒット商品と言えると思います。
タミヤM07コンセプト。
当店のコースでも日に日に台数が増えている印象ですし、先日見学に行ったタミヤグランプリでも
かなりのシェアでした。
色々なショップさん、ドライバーさんが発売前からインプレや組立て工程などを紹介していますが、
M05以前のモデルを使っている方々からタイトルのように「で、実際どうなの?」と聞かれます。
また、実際に走らせている方の意見もさまざま。
色んな意見が出るのが売れてる証拠ですよね。
サーキットショップとしては遅ればせながら、組んで走らせてみました。
写真ではショックが変わっていますが、最初はノーマルのプラダンパーを使用しました。
これはTCXXのショックを流用しましたが、(手元にあったので)バネはノーマルを使用しています。
ほかはいたってノーマル。オプションは一個もついていません。
モーターは21.5T、バッテリーはリポ。
タミグラで走るレギュレーションに近い速度だと思います。
(540モーターより少し速いかな~という程度)
路面は当店のカーペットコースで、タイヤはMグリップ。
ボディは当店でも扱っているCRZ。
この仕様で走る限り、多くの方がネットに書き込んでいる通り、非常にスムーズでコントローラブル。
M05と比べて駆動音が静かなのもいいですね。
M05のガチャガチャしてる感じも面白いんですが、やっぱり進化してるんだなという印象。
そしてここからが重要。
「切った分だけ曲がってきます」
ハンドル操作に応じて、少し切れば大きく曲がり、大きく切れば小回りする。
速く切ればスパっと向きが変わり、ゆっくり切ればジワリと回頭する。
数百円のタイヤを履いて、ドノーマルの仕様でこの走りなら満足でしょう。
フロントタイヤが常に路面をとらえている感じです。
速く走れそうです。
ですが、裏返せばハンドル操作に敏感とも言えます。
自分の知っている「このクラスの」タミヤ車で、しかもノーマルということを考えると、ちょっと意外な
走行特性です。
もう少しアンダーステアに味付けしてあってもいいかなとも思います。
最近の流行りがこうなのか、とにかく意外なほどレーシーな感じです。
だから「コンセプト」なのかと勝手に納得しました。
これだけ走ると、もう少しパワーを上げたくなりました。
それでは、次回に続く。