リーマンブラザースも、メリルリンチも、10倍レバレッジをかけて儲けるような会社だったのですが、今回は思いっきり損をしてしまったようで、10倍儲けを狙う人は、気をつけたい話ですね(笑)

 

  
 Lehmanbrothers
 株価が3ドルまで下がって、経営危機がささやかれていたリーマンブラザーズですが、ついにchapter11(連邦破産法11章に基づく会社更生手続)を申請したようです。
 
 長銀時代の後輩が何人か行っていたと思いますが、どうなるんでしょう・・・・
 
 メリルリンチと言えば、数年前のイメージではトップ3社に入るような投資銀行(IB)だったと思いますが、救済合併されるとは、時代の流れの速さを感じます。
 
 
 読売新聞より抜粋 -------
 
 リーマン、破産法の適用申請…バンカメはメリル合併発表
 
 米銀行2位のバンク・オブ・アメリカは15日、米証券3位のメリルリンチを救済合併することで合意したと発表した。
 
 一方、経営難から身売り交渉を進めてきた米証券4位のリーマン・ブラザーズは同日、自主再建を断念し、連邦破産法11章に基づく会社更生手続きの適用を申請した。
 
 低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題に伴う昨年夏以降の混乱は、米金融業界の大型再編に発展した。
 
 バンク・オブ・アメリカによるメリルリンチの買収総額は約500億ドル(約5兆3000億円)。2009年3月までに合併を完了させる予定だ。
 (中略)
 米大手銀行・証券が破産法の適用を申請するのは異例だ。
 
 身売り先が見つからず、自主廃業を迫られた日本の山一証券と似た状況と言える。
 
 3月に事実上、破たんした米証券5位のベア・スターンズに続き、半年間で3社の大手証券が淘汰(とうた)にさらされる異常な事態となった。
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 日本の住宅金融専門会社(住専)の破綻に端を発した、日本の三洋証券・山一證券・北海道拓殖銀行・長銀・日債銀の破綻の流れに良く似た状況になっています。
 
 どこで流れを断ち切ることが出来るのか、FRBも難しい舵取りを迫られているのではないでしょうか・・・・