サンプリングはヒップホップだけじゃない | DJ TAKI-SHIT の Music Saved My Life

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こんにちは,DJ TAKI-SHITです。


サンプリングというと、何を思い浮かべますか?


街中や駅前でキレイなお姉さんが、立って待ちゆく人たちに新商品のガムを配る、これもサンプリングですね。

またはヒップホップのトラックを作る時に、古いジャズやソウルのレコードなどから気に入った箇所を録音して、シーケンサー上で編集、加工してループを作って楽曲のトラックを作る。


これが、私の言いたいサンプリングな訳ですが。。


ところでこのサンプリング、まあヒップホップ的手法だよね、サンプリングを使ってトラックを作るのなら、基本的にボーカルは必然的にラップを乗せるということだよね、

と思いがちですが、それは違います。


楽曲トラックを作っていく上で、サンプリングという手法は、実は結構、歌モノや、エレクトロダンスミュージックなんかにもよく使われています。




例えば最近新譜がリリースされたエレクトロダンスミュージックの大御所 ダフトパンクなんかも実はサンプリングを使って曲をたくさん制作しています。彼らはサンプリングが大好きな人たちです。


メジャー所では最近auのCMにも使われた Daft Punk - One More Time




で元ネタ 

Eddie Johns - More Spell on You




少しわかりにくかもしれませんが、
これは、この曲のブラスパートのフレーズを一旦丸ごと、サンプリングしてDTM上で、バラバラに切って編集して、それをサンプラーに入れて、フレーズを組み替えて作っていますね。

恐らく、ビーツを鳴らしながらサンプラーを叩いて、どういうフレーズにするか考えながら作っていったのではないかと思います(推測)


こういう手法はHIP HOPでいうと、DJ プレミアがよくやる手法です。その昔はチョップというテクニックとも呼ばれていました。


もう少し分かりやすいところだと、同じくDaft Punk で[Harder, Better, Faster, Stronger]



で元ネタ

Edwin Birdsong - Cola Bottle Baby




こちらはそのまんま使いなので、分り易いですね。


MIDIの打ち込みに煮詰まってきたら、何か昔、聞いてた曲などをサンプリングすることで、新たな発見があるかもしれませんね。


音楽理論にとらわれないセンスを売りにした曲を作れる可能性は高いでしょう。


音楽なんてカッコ良ければなんでもよいのですから。