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2005年06月30日

鹿島鉄道とアサザ群生地の見学へ~皆さんもこの夏、おすすめの霞ヶ浦

テーマ:行政・地方自治

今日は一日時間がとれたので、気になっていた茨城の二つの市民運動の現場をちょっと見てきました。


まず、廃止決定後住民が踏ん張って廃止をひっくり返そうとしているローカル線「鹿島鉄道」を見てきました。

住民運動として注目されており、NHK「ご近所の底力」でも紹介されました。

実際はどうなんだろう、と電車に乗り、近所の人をキャッチしてお話をうかがいました。

「やっぱお客はなかなか増えてないんじゃないの」

というのが実感のようです。

いろいろ工夫はしています。

自転車を車内に持ち込める制度やお年寄り向けのシルバーパスなどなど、知恵と汗を出し合っての運動のようです。

ただ、苦しいから止めたわけで、即刻解決と言うのはないでしょうね。地元の人の粘りだと思います。

なお、鹿島鉄道は駅に無料駐車場も作っていましたがほとんどの駅はガラガラ。

まあ、クルマの方が便利ですから。

ただ、乗ってみると味わい深いですよ。単線、ワンマンの旧式気動車(ディーゼル車)、乗っているおばあちゃんたちの聞き取れない茨城弁の会話。

子供を乗せてやると絶対に喜ぶでしょうね。


沿線には観光地として霞ヶ浦があります。

そこで、全国から注目されている市民運動、アサザプロジェクトが動いています。

霞ヶ浦のコンクリート護岸を減らし、自然な岸辺を作る、そして、もともとの植生であるアサザ(スイレンの仲間)を植える、また、上流の谷津田(山間の田んぼ)を復活させることで湧き水を増やし、霞ヶ浦の水質を浄化するという壮大なプロジェクトです。これ、衛星画像にもしっかり映っています。

100年後にトキを飛ばす、という壮大かつ無謀な目標、そして、護岸には周辺の里山の木を使った粗朶という木組みを使うことで地域を活性化していく、水質改善とアサザの生育で漁業を振興するというビジネス感覚、とにかく最も成功してるNPOといわれるのがよく分かります。

さらに、アサザの苗は地元の小学生が学校の池(学校ビオトープ)で育てています。谷津田はNECの社員が手伝っています(そこでとれた米は日本酒になります。米の銘柄は日本晴。私のふるさとで昔、大量に作られていた品種です)。空からの情報分析や小学生への授業では財団法人のリモートセンシング技術センターも協力しています。大企業、財団法人などを巻き込み、総合学習を巻き込んでの地域ぐるみの事業は本当に要注目です。

この地域は景色が壮大で、緑が豊かなすばらしい地域です。

ここで壮大なプロジェクトが進行していることを皆さんに知っていただきたいですね。

そして、アサザ基金のいろいろなイベントは本当に安価で楽しいです。ぜひ参加して、子供の頃の気持ちに帰っていただきたいと思います。

皆さんが日が落ちるのも忘れて夢中で遊んだあの野原、池、谷間、田んぼ、そんなものがまだ残っており、それをもっともっと復活させたい、という熱い人々がいます。

このアサザの植えられている場所を観察し、しばらくその辺りを観察してきました。

アサザプロジェクトで植えられたアサザにつぼみらしいものが見えました。そして、釣り人が数人。

よく見ると、「釣り針でアサザを傷つけないでね」。しかし、釣り人はアサザのところで釣っています。そこは特に生き物にあふれており、釣れるようです。

追記:アサザプロジェクトで採用している粗朶による工法は、コンクリート護岸の100分の1のコストだそうです。

追記:中心人物の飯島さんはある青年漫画誌にも登場しました。

鹿島鉄道を守る会


アサザ基金


リモートセンシング技術センター

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2005年06月29日

アメリカで進行している一大事(相続税廃止)~誰が報道管制を敷いているのか

テーマ:ニュース

今日は日本のニュースに出ない話を。

それは、現在アメリカで共和党と民主党が火花を散らしている「相続税の廃止」です。

聞いたことあります?

ざっくばらんな書き方をすると、大きな政変がない限り、アメリカでは2010年から相続税が段階的に廃止になるんですよ。

知っていました?(数少ない以前からのこのブログの読者はご存知かと思います。)

なぜこんな大切な話が表に出ないのか本当に不思議です。

 

周知のことですが、共和党は小さな政府を目指す政党です。民主党はその反対。

 

ここ10年とすこし、アメリカの議会では共和党優勢が決定的になりつつあります。

大統領も共和党です。当然の帰結として、減税は主要な施策です。

しかし、日本のマスコミは論点をわざとぼかし続けてきました。

はっきり申し上げて、ジャーナリストとして失格ですよ。

ブッシュ家とテロリストの関係がまずいのが大切なのか、アメリカの二大政党の一角である、共和党の施策を日本国民に知らせるのが大切なのか、私は前者だけを尊しとしている日本のマスコミの姿勢に疑問を感じます。また、日本のマスコミの主流は一貫して(アメリカの)民主党支持です。

共和党は貧乏人を切り捨て、戦争を推進し、大企業優先、まあそういう面も多少はあります(笑)。しかし、あそこまで誇張されると異様なものを感じます。

 

日本では、マスコミは御用学者の石弘光教授を袋叩きにして済ませています(私もブログで叩きましたけどね)。いけにえなんじゃないの?

 

もっと大きな事件をとっとと国民に知らせたらどうだと言いたいです。

 

ちなみに、金持ち優先という声があると思います。

 

実は、中小の商工業者が最も恩恵を受けるというのが共和党の主張です(多分)。

 

それにしても、誰の指示で誰が報道管制を敷いているのか。

 

誰か教えてください。

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2005年06月28日

大人社会のいじめと子ども社会のいじめ~日本はいじめ社会だから

テーマ:教育

相変わらず、いじめは学校の現場で大きなテーマです。

いじめをどうやったら解決できるか、いろいろな方が研究をしておられるのですが、私は少なくとも今までのやり方では絶対に解決できない、と思っています。


子どもは大人社会を実によく見ています。

いじめは地域社会や職場、その他大人社会のいろいろな場所で蔓延しています。

そして、子どもはそれを見ています


「いじめはダメだよ」と言っても「大人はどうなんだよ」と言われれば言葉に詰まります。


私が当選してから、「あなたを心の中では応援しているが、古い議員とその取り巻きのいじめが怖くて名乗り出ることはできない。でもがんばってくださいという趣旨の文書をしばしばいただきます。


地域のいじめは生活と密着しているのでたちが悪いです。そして、子供も見ています。

会社のいじめは金銭が絡んでくるので、これまたたちが悪いです。


閑話休題、社会の理想をSFを舞台に独特の手法で描いているJ.P.ホーガンは名作『断絶への航海』で、社会の常識から考えて生産性がなく、反社会的なわがままな人は即射殺されるという社会を描きました。この人、かなり一流どころなのに、ものすごく偏った思想の持ち主なんです。

わがまま放題な社会に寄生している人々は許さない、という正義感は分かるのですが、多数派がいとも簡単に間違った方向に行ってしまう人間社会の現実を見ていると、素直に「そうだ」とも言えません。多数派が正しいとは限らない私は思うのです。

そして、多数派が少数派をいじめる大人社会の構図は世界中で蔓延しています。

会社で、学校で、そして海外でも(イラクの社会もそう!)。


私は子供にいじめはいけないとは言います。しかし、同時に、子供には「いじめに負けない戦い方」を教えてやるのが親として、大人としての義務だと思っています。場合によっては戦い方を背中で見せることも必要でしょう。

大人社会のいじめを排除できないのが絶対的な真理である以上、それが現実的な対処法であると思うのです。

「いじめ格好悪い」を連呼しても絶対に何一つ解決しません。

あれだけ一部の人が「平和平和」と連呼しても絶対に戦争がなくならないのと同じ。なくなるなら自衛隊も警察も要らないです。

本当はそうではいけないし、悲しいことなんですがね。

追記:ちなみに、議会にもいじめがあります。そういうのが好きな人はどこにでもいるのです。アホ困った人ですね。

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2005年06月26日

政府税調会長石弘光教授の傲慢に思う

テーマ:国政

テレビを見て怒った人が多いと思います。

サラリーマン増税の会見で、石弘光教授は「刺激的でしたか」などと薄笑いの態度を終始取りながら、増税の必要性をまくし立てました。

何より不遜なのは、税調の答申とはいえ、国民に負担をお願いする内容なら、まずお詫びがあるべきです。

政府に付託された御用学者と言うのは、かならず妥協がある商売です。

真理の追究を業とする学者として、既に失格の存在であると思います。


そもそも、石教授は所得把握のしくみにある不公正の現状について分析し、何回も発表していた記憶がある(間違いならすみません)のですが、そういう根本的な社会悪の打破ではなく、取りやすいところから取ろうとする権力の手先になるとは、いやはや。


あの会見を見ながら、私の大好きなある大学教授を思い出しました。

D先生は旧帝大の教授でありながら、反骨の姿勢を貫き、合理性と政府や大企業の決断の間にある深い溝を、論理的に暴露し続けています。ちなみに、あまりにまともなことを言い立てるので、大企業のアドバイザー的な地位などからも追われてしまいました。「D先生らしいな」とその話しを聞いて笑ったものです。


あの教授と石弘光、同じ国立の教授なのですが、国民にとって価値のある存在がどちらなのか、明らかだと思います。


御用学者、サイアクです。

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2005年06月24日

『ルーンの杖秘録』マイケル・ムアコック(←マイケル・ムーアではないです)

テーマ:書評

私は推理もの以外、ほとんどオールジャンルの本がすきなのですが、今日は私がいつも「正義」について悩んだときに読んでいる、ややもすれば幼稚な(?)ファンタジーをご紹介します。

この本は、悪の帝国グランブレタン(お察しの通りイギリスがモデル)を悪の象徴、それに対抗するケルン公爵(そして、美しいフランスの片田舎カマルグの伯爵の婿)を中心とする正義の勢力として、その果てしない戦いが描かれています。また、正義と悪の行司役として、あるいは正義が完敗しそうになったら正義に肩入れし、正義が勝っていれば干渉しないという、伝説の存在「ルーンの杖」がこの物語のタイトルに採用されています。

そして、この本で私がいつもどきどきしてしまうのが、以下の趣旨の内容です。

 

 

~正義と悪で、どちらかが完勝することはなく、それらは振り子のようなものだ。バランスが必要以上に崩れると、ルーンの杖が出てきてそれを是正する~

 

 

 

作者の描く世界像は、自由主義経済学の神の見えざる手のようです。また、悪の帝国の存在の源泉は人の心の闇である、そして、決して消えることがなく、世界の片隅で出番を待っている、という本書のテーマの一つは、人間の性(さが)について、深く考えさせてくれます。

 

 

 

そして、この本を象徴するのが悪の軍団を彩るさまざまな獣の仮面をつけたグランブレタン軍のありようです。人前では、常に獣の仮面と甲冑を身にまとい、ゆがんだ破壊欲を爆発させる悪の戦士たち。仮面があるからこそ、やりたい放題ができるというのは匿名性の惹起するネット上の言葉の暴力を想起させます。

 

 

 

騎士団名には、一般的に悪いイメージの強い生き物が採用されています。カマキリ(悪の帝王の親衛隊)、イノシシ(鈍重そうでしかし強い)、イタチ(すばしっこくて残忍。イタチの中でも最も獰猛なグズリがモデルのようです)、狼(後述)などなど。工兵隊がモグラなのも笑えます。クライマックスで正義に寝返ったグランブレタン貴族の女性がアオサギというのも深いですね。

 

(まあ、実は納得のいかない脚色が多いのがこの獣の評価です。最悪の存在は狼騎士団で、執拗で嫉妬深く、征服欲が激しいのです。私、狼がそういう動物だと断言されると気の毒になります。この思いは、狼好きな一連の作家の影響を受けています。)

 

 

とにかく、他愛もない物語なのですが、子供の頃から私は時々読み返して、いろいろと考えます。

 

最近、へこむ場面が多いので、再度読んでみました。

 

 

カバーはこんな感じです。

 

http://images-jp.amazon.com/images/P/4488652018.09.MZZZZZZZ.jpg

 

 

万一お読みになる場合は、過剰な期待はしないでください。あくまでファンタジーです。

 

ちなみに、続編があり、また、この物語はより大きなムアコックの世界観の一構成要素なのですが、私は他の作品は嫌いです。

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