3連覇達成デ〜ス!
2015/03/29
最終的に86号車との差は約13秒でした。
スーパー耐久シリーズ 開幕戦
ツインリンクもてぎ
KRPチームは、完全勝利で見事3連覇達成で~す。
Congratulations‼️(by金剛)
激戦区のST4クラスでの3連覇は、ハッキリ言って凄い事です。
台数の増えた86勢のマシン熟成も進んできているし、S2000勢も相変わらず速い。
対して旧車のインテグラDC5は既に熟成しきってしまっているので伸びしろは僅か。
しかも最低重量が今年から10kg増やされて1070kgとなり、更に厳しい状況になっています。
が、ドライバーラインナップでは有利かも。
Aドライバー Kobakenさん
Bドライバー ピストンさん
Cドライバー 塩谷さん
昨年と同じラインナップ
もてぎが得意で、タイムも高レベルに揃っている。←ここ大事
3/1のテストデーから、レースウィークの各セッションに至るまで、トップタイムを連発していたので、かなり期待が持てる状態に仕上がっていました。
Kobakenさんがエースと呼んでいるエンジンを載せている事もあり車は非常に調子が良いようです。
しかし予選は…
トラフィックに引っかかったりして、思うようにタイムを上げられず、
まさかの4番グリッドからのスタートとなってしまいました。
41号車 TRACY S2000
52号車 埼玉トヨペット 86
86号車 GAZOO 86
58号車 KRP インテグラ
40号車 TRACY S2000
13号車 エンドレス 86
:
決勝スタートドライバーは、AドライバーのKobakenさん。
決勝コースイン時に、エンジンチェックランプ点灯のトラブル発生との報告あり。
無線の調子が悪くKobakenさんからの声は聞こえるのに、こちらからの応答は聞こえていない感じでした。
(イヤホンのプラグが外れてしまっていたようです…)
Kobakenさんからの一方通行の無線指示で、ラフセンサーの交換準備が行われ、
グリッド上で急遽ジャッキアップしてセンサー交換が行われました。
あとコースイン直前に、ピストンさんからドリンクが絶対必要と言われ、全くその準備が出来ていなかったのでピット内はプチパニックになっていました。
こちらもグリッド上でドリンクホルダーの固定やチューブ類の取回しが急遽行われました。
何だかスタート直前にバタバタしてしまったけど、とりあえず時間内に問題解決は出来た様なので一先ずホッとしました。
Kobakenさんも「これじゃダメだ、落ち着こう…」と深呼吸してからスタートに向けて再び車に乗り込んでいきました。
そして決勝レースは、特にトラブルもなくスタートし、クリーンスタート。
オープニングラップは86号車をパスして3位で戻ってきました。
5ラップ目にはトップ41号車がスピンか何かで順位を落とし、難なく2位に浮上。
後ろからは333号車が猛プッシュしてきていて、25ラップ目にパスされて3位に後退しました。
まだまだ先は長いので慌てることはありません。
そして26ラップ目には、上位勢の中で一番早く1回目のピットインを行いました。
ドライバーは塩谷さんに交代です。
ガソリン給油とフロントタイヤ交換のルーティン作業を無事終えてピットアウトしていきました。
一時的に9位まで順位が下がりましたが、周りがピットインしていないだけなので、これも問題ありません。
塩谷さんも順調に周回を重ね、
2時間経過の53ラップ目にはトップに浮上していました。
2回目のピットインも上位勢の中では2番目に行われ、ドライバーはピストンさんに交代。
ピット作業も特に問題もなくこなし、4位でコースに戻っていきました。
この時点で上位3台 86号車、13号車、40号車はまだ2回目のピットインを行っていないので、実質トップを維持していました。
76ラップ目には、再びトップに浮上。
2位の86号車とは約26秒のマージンを稼いでいました。
94ラップ目あたりまでに86号車 蒲生選手が猛プッシュでベストを更新しながらギャップをどんどん縮めてきていて、ギャップは1秒を切っていましたが、
ピストンさんには車に負担をかけないよう無理せずペース維持の指示が出ていました。
後で聞いた話だと、他クラスの車を使ったりして、86号車を前に行かせないように色々な手を使っていたそうです。
98ラップ目に3回目のピットイン。
何と86号車に抜かれずトップのままピットインする事ができました。
しかも真後ろにいる2位の86号車も同時ピットイン。
意図せずピット作業のガチンコ勝負となりました。
そこで58号車 KRPチームは完璧な作業をこなして、10秒以上のマージンを稼いだようです。
最終スティントに向けて同時ピットインなので給油量(給油時間)はほぼ同じ筈。よってタイヤ交換が速かったんでしょう。
99ラップ目(3時間44分時点)では更に18秒以上の差に広がっていました。
この時点で既に優勝の可能性が濃厚となっていました。
あとは車が壊れないことを祈るばかりです。
最後のドライバーは塩谷さん。
早い段階から2位の86号車とのギャップが30秒位まで広がり、後はショートシフトにして車に負担をかけないようにしたりと完全にこちらのペースでレースが進んでいきました。
最後、総合トップのST-Xクラスの3号車がチェッカーを受けるときにほんの少しだけ前にいたらしいのですが、一周してきてオフィシャルに停められてしまったので、実質チェッカー受けてないんじゃ…と不安になりました。
正式結果のTotal Timeを見ると、3号車より2秒ほど後になっていたので、計測はチェッカー位置ではなく計測ラインまで走ったところで行われていたという事でしょうか?
どちらにしてもクラス優勝した事には変わりないです…圧勝です
最終的に86号車との差は約13秒でした。
今回は、41号車がスピンしたり、86号車の井口選手がドクターストップで急遽決勝を走れなくなったり、333号車がピット作業ミスでドライブスルーペナルティを受けたり、、、と周りが自滅してくれたお陰で、随分と楽な展開になった様にも思います。
が実は、第3スティントでピストンさんが乗っているときに、エンジンがバラつくという現象が出ていて、ここでトラブルか~と落胆しかかっていたんです。
でもエースエンジンは何とか最後まで動き続けてくれました。
あとブレーキもほぼ限界な状態になっていて、もしもっとプッシュしなければならない状況であれば最後まで走りきれなかった可能性もあります。
そんな色々とラッキーが重なって、
3連覇の偉業を成し遂げる事が出来たのでした~
因みに再車検でのガソリン残量は…3L
終盤、ペースをかなり落としていたにも関わらず、予定よりも少なかった…
もしガス欠で優勝を逃したりでもしたら目も当てられません。
取り敢えず仕事は果たしました~