こんばんは。
実は数日前から凄く心に残ってることがあって…
でもこの記事はゆづ要素ゼロですので、どうぞスルーしてください。
私の独り言です。
お知らせが行ってしまった方、すいませんでした。
先日、親友と2人で職場の近くに出来た(といっても半年経ってたそうです)牡蠣の店に行ってきました。
牡蠣と海老のコース、飲み放題付き6000円。
安い金額ではなかったけど、牡蠣好きな私達は一度行ってみたいと思ってた。
テーブル席が2つ。カウンターも10人は座れないくらいの小さな店。
海老と生マッシュルームのサラダ。
ローストビーフをポン酢で。
産地の違う生牡蠣。
シュリンプカクテル。
蒸し牡蠣と焼き牡蠣。
牡蠣のアヒージョ。
牡蠣フライ。
牡蠣の炊き込みご飯。
料理は美味しく、量や種類も充分堪能した。
私達の他に1組だけいた客も帰り、客は私と親友だけになった。
親友はシングルマザーで認知症の母親と障害のある姉と2人の子供を育ててる。
郊外に買った一戸建てのローンもあり、母親は認知症が進み、ストレスに押しつぶされそうになる毎日。
休みの日でも自分の時間が殆どない状態。
そんな忙しい時間を縫って私と飲む時が1番楽しいと言ってくれる。
その時も母親の話に付き合っていた。
店は20代前半の男の子2人でやっている。
カウンターに座っていたので自然、話も聞こえてしまう。
いつしか4人で話しながら飲んでいた。
親友はどうしても母親が好きになれない。
そしてそんな自分が嫌だと話してた。
なんの気無しに店の男の子に
「普通はお母さんのこと好きでしょ?」
と親友が聞くと
「オレ、あんまり母親の記憶ないんす。ずっと入院してたんで」
「病気だったの?」
と私が聞くと
「アルコール中毒の治療で」
一瞬、言葉を失った。
彼は幼少期から殆ど父親に育てられたそうだ。
その父親も家にいない事が多かったらしい。
たった一人で。
小学生の彼は頑張ってきた。
聞けばもう1人の彼も
「オレのとこは父親が帰ってこなくて」
父親が蒸発してしまい、母親と二人の姉と生きてきた。
母親がアルコール中毒の彼は
「でもオレ、大変って思ったことないです。世の中にはオレより大変な人がいるから」
どうしてそんな事が言えるんだろう。
大変でなかった筈はない。
子供の頃の彼らに何の罪もないのに。
他に大変な人がいるからと笑顔でいる彼ら。
私の親友も以前、全く同じことを言っていた。
彼女も脚の手術を2度もしている。
私が知り合った頃は歩くのも辛そうな、手術前だった。
親友の家庭にはまだ事情があるのだが、これ以上は名前を伏せてるとはいえプライバシーに支障があるので言えない。
私から見れば壮絶な人生を送っている彼らが、他人を妬んだり嫉んどりすることもなく、他人を労える心には、ただただ胸が痛む。
今あるのは
誰かに助けられ
気持ちを救われ生きてきたから。
あれからずっと心に引っ掛かっている。
その理由はあまりに多くてここに書ききれないけど
人間て見た目より、実は大変な思いをして生きている。
人を羨む前に自分の今ある幸せに感謝して、ちょっぴり大変な事があっても私なんてまだまだ!と…
歯を食いしばってまた前を向いて進んでいきたい。
そして誰かの手を掴んで手助けのできる人間になりたい。
こんな私のとめどない独り言お付き合い下さってありがとう。
書いたり話したりすることで自分の考えがハッキリしてくるって
誰かと同じだな。