TRON Legacyを観た | たけおか ぼちぼち日記

たけおか ぼちぼち日記

思いついたらメモ

TRON Legacy を観た。



昔のTRONは、ひどい映画だと思った。映画館には行かなかった。
大体、なんで MSのBASICのコマンドなんだ。
TRONで、行をトレースするようなデバッグなんかしないよ、普通。
(ま、赤の他人が書いた、非常にひどいプログラムで、TRONを使ったことは、一回ぐらいあるが)

若い、構造化プログラミング言語しか知らない人は、行をトレースする必要があまり分からないだろう。
今でも、gdbで next や step してる人は多い様だが…


さて、TRON Legacyだが、息子が親父のゲーセンに行って電源を入れると、いきなり80年代中期の音楽がかかり、
オジサンは郷愁にまみれたよ。ズルい映画だ。

映像は、StarWarsと 2001年宇宙の旅 みたいだった。

ストーリーは、StartWarsとMatrixを混ぜたようなものか(?)
ネットワークは出てこない。ま、ネットワークももう新しく感じないしな。


3Dなので、吹替版をみたが、「私は、お前の父親ではない」という、StarWarsの名セリフの逆が出て笑った。
(これは、劇場宣伝トレーラーで、公開前から流れていたので、ネタばれとは言えまい)
トレーラーはこの辺にあり


昔のTRONは MCP とかいうOSで、よくわからない適当な表現だった。
Access Gateを通るので、Ring protectionのある、Multics系であろう、と、1982年当時、みなで話したものだ。

今回は、実世界で触っているのは、どうみてもLinuxだが、まぁ、息子が若いので、Linuxコマンドを叩いているのだろう。
設定では、1989年にオヤジが失踪しているので、OSはUNIXであるべきだ。ネットワークは無いので、AT&T UNIXでも、BSDでもいいだろう。
しかし、イケてるUNIXハッカーが使っていたのだとしたら、BSD (SunOS4とか)であるべきだろう。

今回、息子が
# ps -a -x -u とか
やってたが、昔のUNIXのpsは、こんな書き方したら、引数の文法エラーだよ。(トホホ)
(ps auxは BSD系だが)


ま、今回のTRONはLegacyだけあって(?)、綺麗なお姉さんが出ていた。これ重要。
やはり、ハリウッド映画はこうでなければ。\(^^)/
TRONなおねえさん画像

あと、オープン・ソース思想と、クローズド・ソースぼったくり思想の対立の構図でかかれていたが…

でも、親父は、「若いときに求めていた完璧なんか、なかった」的なことを言ったり、反省したり…

息子は、モラトリアムから一皮むけて、大人になったり(王道鉄則のパターン)



が、まぁ、そんなことはどうでもいい。

昔のTRONの頃(1982年ごろか)は、おじさんも、夢を持ってたよ。
俺だって、ソフトウェア作って一山あててやろうとか思ったさ。
ゲームを作る気は無かったが…

劇中のENCOMは、上場してなかなか。

そして自分のことを考えるに…俺は、この28年、なにをしていたのだろう…
ヤマト・アニメ新作を観た時より、より一層、虚しくなりましたとさ…