【高受】英会話教室に通えば話せるようになるか? | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

どうすれば子どもは英語が使えるようになるか。

中学生を抱えるご家庭としては心配される点だと思います。


茂木弘道氏は「文科省が英語を壊す」の中で、

「使える英語(ある程度新聞を読める程度)には、20,000語程度の語彙力が必要」という説を紹介しています。

また、

「日本の中学生は25,000語の日本語を知っている。

英米人の語彙数は18歳で18,000語、教養人で25,000語」

ということも書いています。


新学習指導要領において、取り扱うべきとされている単語数は、中学では1200語、

高校では中学での1200語に加えて2100語(合計3300語)です。


会話の際に、数分間、相手の話を聞くとして、

数個くらいなら、わからない単語があったとしても、何となく意味はわかるかもしれません。

しかし、5個も10個も、わからない単語が出てきてしまったら、もう会話にならないでしょう。

読解でも同様で、ある程度は推測できたとしても、推測できる限界があります。


上記の単語数をご覧頂ければ、学習指導要領に記載されている単語数を習得したとしても、

使えるという状態にはほど遠いことがわかります。


英会話教室に通えば英語が話せるようになる、

という考え方が一般的にありますが、やや誤解が含まれているように思います。

英会話教室が意味ないということでは全くなく、

話す前提として、語彙と文法の力が無ければ、どうにもならないという事実があります。

まずは、最低限、学校の授業、教科書は完璧に理解する、覚えることが必要です。

これができていないと、何も始まりません。

そのためには、しっかり復習をすること、暗記できるまで音読すること、

教科書ワークを2冊こなすこと、です。真面目に毎日30分でも英語の勉強を

続けられれば、必ずできるようになります。

その上で発展的勉強をすれば、発展的内容も身につきます。


どんなに会話の練習をしたとしても、中高6年間の勉強だけで使えるようになるはずがありませんので、

中高では基本的な語彙と文法を身につけ、大学進学後、語彙力を伸ばしていき、

使える程度にまで高めていく、ということを目指せばいいのだと思います。



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