将来のこともあるし、英語だけはしっかりできるようにしておきたい、とお考えになるご家庭は多いと思います。
とはいえ、子どもの英語を見てあげる時間などないし、
高校入試の問題を見るなんてとても時間が無い、という方も多いと思います。
ここでは、都立(公立)高校の入試英語対策として、どういう勉強をしておけばいいのか、
ということを申し上げたいと思います。
都立入試においては、例えば、次のような英文を、正確に、素早く、解釈できる能力を身につけておくことが
要求されます。
Thank you again, and I hope you and Kana will enjoy dancing a lot and become wonderful dancers.
平成23年度の東京都の都立高校入試問題(共通問題)です。
長文の一節なので分かりにくいかもしれませんが、
最終的にはこういう英文をしっかり理解できるようになる、ということが都立対策英語の
目標ということになります。
まず、単語についての知識が必要です。
hopeの意味がわかっていなければ、滅茶苦茶になりますし、
a lot や、wonderful のような単語も、当然習得できていることが必要です。
これらは、教科書に必須の単語として出てきますので、教科書レベルの勉強をしっかりすることが
何より重要です。
次に、この文は、I hope you で切れるのではなく、
I hope の後に名詞節が続いている、ということがわかっていないと、滅茶苦茶になります。
V模擬W模擬で、偏差値50を下回るくらいですと、この辺が怪しくなります。
I hope you で切ってしまうから、全くでたらめの意味になってしまって、
なんだかよくわからない、という状態になります。
hope がこういう使われ方をする、ということを十分に習得できていなければなりません。
そのためには、一定の文法演習が不可欠です。
中学校で配布されているワークブックだけでは足りません。
もし塾に通われていないとしたら、少なくとも教科書ワークに近いものはもう一冊
やっておくことは必要です。
hopeの使い方は、何度も色々な場面で使われていることを知ることによって、よくわかってきます。
高校受験では、hope の後は、名詞節が来ることが圧倒的に多いことが感覚的にわかってきます。
hope と来たら名詞節が来そうだ、という感覚が持てれば、上位校も十分狙えます。
ちなみに、大学受験レベルでは、wish との違いも必要、ということになると思います。
hope と wish はほとんど同じ意味ですが、
I wish you were here. のように、wish は仮定法で多く使われます。
hope の場合は、実現可能な内容が来る場合が多く、
wish の場合は、実現困難な内容が来る場合が多い、という感覚も必要となります。
しかし、高校受験では、これは必要ありません。
高校入試対策としては、中学校で学習する内容について習熟を深めることが、有効な対策になります。
大学入試レベルの勉強をしたとしても、労力に比べますと、あまり有効な対策にはなりません。
(意味がないという訳ではありません)
お子さんの時間的制約も考えれば、中学校での内容をしっかり勉強することが、
高校受験対策にもなり、その後の英語学習の基盤にもなります。
上の例文で言えば、中学生の4割程度の生徒さんは、正しく解釈できずに、
中学を卒業していくことになります。
しかし、中学での学習事項をしっかり理解できていれば、正しく読みとれます。
中学校での文法を深く習得して、高校に進学してほしいと思います。
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