1月は学校休むか?2◆ほんものの合格を超えて◆No.14 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

塾教師「いえ、それは全くの誤解です。非受験生こそ被害者です。受験生に色々な面でつき合わせされているんです。学校の先生にとってもそうです。受験生に付き合わされています。ぶっちゃけ、受験生なんていない方が授業はやりやすいですし、学級運営だって円滑なんです。」

A
子ママ「そう言われれば、確かにそうですね。」

塾教師「A子さんが将来、現住所付近で生活するという可能性だって十分ありますね?」

A
子ママ「ええ、あり得ます。」

塾教師「とすれば、親として本当に心配するべきは、そういう点じゃないですか。仮に現住所から離れることになったとしても、小学校での人間関係は様々な形で将来に影響します。それは、偏差値数ポイントみたいな浅はかなものとは違いますよね?」

A
子ママ「でも、それって、きれいことじゃないですか?」

塾教師「いえ、お言葉ですけど、偏差値の高い学校に進学できれば将来どうでもなるなんて、そういう考え方こそ、きれいことです。小学校での人間関係を軽視して、それで中学校、高校、大学と、まともな人間関係が構築できますか?」

A
子ママ「ま、そうですね。」

塾教師「目先の合格が大事だというのはよくわかりますが、本当にお子さんの将来を考えるなら、これまで培ってきた人間関係、これを大事しながら受験することです。大事にしようという想いで築き上げた人間関係は、思わぬところで、将来のA子さんを支えてくれることになるんじゃないですか?」

A
子ママ「そうですね。」

塾教師「そういう点において、受験の前日まで学校に通うことの意味があります。ただ、やはり風邪を引いてしまったという場合も可能性としてはあります。少々の風邪なら結果にはほとんど影響しませんが、ひどい場合は、結果に影響します。それも貴重な人生経験だとみなす考え方は素晴らしいと思いますが、現実的には、心配されるご家庭が多いとは思います。」

A
子ママ「じゃ、どうしたらいいですか?」

塾教師「実際のところ、体調に心配がある場合や病気をもらいやすいお子さんの場合、受験直前の数日間を休むというのが現実的だと思います。ノロやインフルエンザの潜伏期間が13日程度ということを考えると、直前の24日程度を休むというくらいならば、周囲の理解を得やすいと思います。一応、申し添えますが、あくまで、欠席するのをお薦めしている訳ではないことはご理解下さい。」

A
子ママ「わかりました。でも、うちの場合は、2/32/4でも行きたい学校の入試日程があるから、仮にインフルエンザになったとしてもまだいいですけど、最難関校の場合、2/11回しかない場合が多いですよね。」

塾教師「ええ、やはり入試日程が2/1だけというのは、公平性という観点から問題があると私は思っています。少なくとも数日の間隔を置いて、2回設けるべきだと思っています。」

A
子ママ「どうしてそうしないんですかね?」

塾教師「色々な理由が考えられますけど、一番大きいのは、学校の偏差値が大きく下がるようなことがあれば、複数回入試を導入する、というところだと思います。それまでは伝家の宝刀として温存しておく。レベルを維持できているから、いじる必要もないだろうというところが多いと思います。ぶっちゃけ、高尚な理念を謳いながら、現実的には、変革が面倒くさいと考えているところもありますよね。今の私立上位校はそれでも生き残れる環境にありますから。」

A子ママ「上位校には手厳しいですね。」

塾教師「ええ。特に最難関校は、どんな問題作っても、○○中学の問題だ、素晴らしい、学校のメッセージがこめられている、なんて矢鱈に塾側は高く評価しますけど、ちょっとどうかな、と思っています。こじつけに近い部分もありますし。確かにいい問題もありますけど、日本の置かれている状況であったり、その中で教育をどう位置付けるか、教育システム全体の中で中学受験をどう考えるのか、そういう観点からも、もっと批判的に論じられるべきだと思います。やはり、最難関校には、入試制度改革をリードしていく社会的責任があると思います。昨今の状況の中で、
毎年似たりよったりの入試をやっている現状を見る限り、その責務はほとんど果たされていないように感じます。」

A
子ママ「そうすると、1回しか入試をやらない学校なんて、さっさとレベルダウンしてしまえ!と思えてきますね。」

塾教師「長期的には、入試回数が1回の学校は減っていくと思います。近年躍進してきた学校のほとんどは受験回数が多い学校で、伝統校のシェアを奪う形でレベルアップしてきました。そのため、伝統校の方も、受験便宜を図る形で入試形態を変えてきた学校もあります。今の最難関校の中でも低迷に耐えきれずに、複数回入試を導入する学校が出てくると思います。
ただ、よほど大きな問題が浮上して来ない限り、例えば、暴力事件や喫煙、飲酒、麻薬、自殺、いじめのようなトラブルが大きく報道されてしまうとか、あるいは、急な制度変更がない限り、なかなかすぐには変わらないだろうと思います。」

A子ママ「え~、麻薬ですか?」

塾教師「海外の底辺校では珍しい話ではないじゃないですか。日本だって、一歩対策を誤れば、そうなる可能性はあります。」



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