過去問は、いつから取り組めばいいでしょうか?
過去問は、一通り新出事項を習い終えた後ならば、つまり、小6の8月以降であれば、解くことができます。
ただ、夏期講習中は、それまでの復習に時間を割いた方がいいですから、使用時期としては、9月からです。
9月から、毎週、1校分ずつ(4教科)、解いていきます。
○第2ラウンド カ~ン!
どこの学校の過去問を解いていけばいいでしょうか?
まずは、その時点で、受験可能性が最も高い学校のもの、3校分を入手してください。
受験可能性が高い学校ですから、一つは、合格確実校としている学校を入れてください。
声の教育社のものでも東京学参のものでも構いません。
受験可能性の一番高い学校→二番目に高い学校→三番目に高い学校→1番高い学校、、、
とうい順番です。
○第3ラウンド カ~ン!
何年度のものから解いていけばいいでしょうか?
新しいものから順番に、毎週、解いていきます。
力試しに最新年度のものをとっておいた方がいいのか、と思うかもしれませんが、新しいものから順に、で構いません。
理由の一つ目は、より正確に出題傾向をつかむためです。それほど大きく変わるものではありませんが、
幾らか傾向が変わっている学校があります。それをつかむためには、新しいものを解くしかありません。
理由の二つ目は、9月の時点で受験可能性が高いと思ったものの、学校に再度行ってみてやっぱり
どうかなと思うようになった、ほかの学校に興味が移ってきた、ということはしばしばあります。
3校のうち、おそらく一つくらいはやっぱり受けない、ということになると思います。
それを考えますと、理科社会で時事問題が出ます。時事問題対策という観点から、
新しいものを解いておいた方が、無駄が少なくて済む、とういことです。
○第4ラウンド カ~ン!
どんな風に過去問をやらせればいいでしょうか?
答案用紙は、2、3度解くことになる可能性が十分にありますので、コピーして使ってください。
(実際には、やっぱり受験しないという可能性もある訳ですが)
等倍ならご家庭のプリンター複合機でコピーできますが、
できれば、コンビニ等で本番用サイズに拡大して使った方がいいです。
(拡大コピーするのは12月くらいからでも構いません)。
そして、当然ながら、時間を計って、解きます。台所のチッキンタイマーで十分です。
制限時間ぎりぎりになるように問題をつくる学校が多いですから、時間の感覚を覚えることは重要です。
どのくらいのペースで解いていけば終わるか、というのは何度かやってみないことには身につきません。
算数は、計算スペースがありませんので、計算用紙(ノートでも可)を用意します。
本番を意識して、計算用紙の使い方は、A4で2枚くらいにして、後から見直しがしやすいように
使うようにします。
科目については、その学校の本番で実施される時間割を募集要項などで確認して、
その順番で解いてください。シャーペンを禁止している学校もありますから、
そういう場合は鉛筆を用意して解いてください。できるだけ本番に近い環境の方がいいです。
(シャーペンの方がいいか、鉛筆の方がいいか。何となく鉛筆の方がいう心理があるかも
しれませんが、差はありません。試験監督が鉛筆かシャーペンかチェックしているなんていう話は
聞いたことありません。おばあちゃんからもらった鉛筆だから、とか、そういう縁起担ぎで決めてもいいと思います。
好きな方で。)
○第5ラウンド カ~ン!
採点は本人にやらせればいいでしょうか?
採点は、大変かもしれませんが、できるだけ保護者の方にしてほしいと思います。
理由はいくつかありますが、一つは、自分で採点するとなると、ずるをしてしまう可能性がどうしても
出てきてしまうからです。答え合わせをしながら、あっ、これわかっていた、という感じで正答を書き足して、
○をつける、というものです。これをやってしまうと、もう得点が意味を持たなくなってしまいます。
また、自分だと気づかないうちに、甘めに採点してしまう場合もあります。
読みにくい字など、厳し目に保護者が採点した方が子どものためにもなります。
よほど採点基準がわからない場合は、塾に相談してみてください。
(塾も各学校の採点基準を把握している訳ではありませんので、正確には判断できませんが、
一般論としてアドバイスはできます)
そして、点数をつけて、エクセルに記録を残してください。
答案用紙は後から探せるようにファイリングしておきましょう。
○第6ラウンド カ~ン!
採点が終わったら何をしますか?
まず、合格最低点と比べます。合格最低点を超えていれば、合格です。おめでとうございます。
たかが過去問、されど過去問。本人にも自信になります。
ちなみに、合格最低点を発表してくれない、つれない学校もありますが、
その場合は、ざっくり6割と考えるしかありません。
平均点が6割くらいだと、得点がちょうどばらけて、判定しやすいからです。
(次回も過去問についてです)
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(2011年11月4日のメルマガ第41号に加筆)
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