ブロガーのin大阪 その8:最終回 | 鈴木健夫の-福音的-どたばた日記

ブロガーのin大阪 その8:最終回

朝、突然部屋が騒がしくなる。
Y姉:「もう、後10分で7時じゃない」(うるさいなぁ、もう:心の声)
ちはる:「1時間だけでも寝なきゃ」(今まで、飲んでたってことかよ?)
Y姉:「やだ、健夫さんが頭の上なの?もう、お嫁にいけなくなっちゃう」(誰がお嫁に行くって?)
ちはる:「Yさん、まだお嫁に行く気ですか?」(お前もだろ?)
酔っ払い独特の、「シーッ、シーッ」と本人は余程小声で話しているつもりの大声・・・全部、聞こえてますよぉ!
私:「ああ、やだやだ、酔っ払いは・・・」
Y姉:「やだ、健夫さん起きてたの?」
私:「あのね、あんだけ大声で話しながら入ってこられたら、誰でも目ぇ覚ましますよ」

予期せぬ、大トラのメス、しかも2匹の乱入で寝るのを諦め、風呂に行くことに・・・・そのまま朝飯だなと思いつき、朝食券をポケットにねじ込んで風呂に向った。
朝食を終えて、部屋に戻ると今度は鍵がかかっていて中に入れない。
隣(女性陣の部屋)の鍵がはずれていたので、電話を借りようと入っていくと座長が一人お休みであった。なかなか、けっこうな寝相で・・・
部屋の電話で自室をコール。受話器が上がり、ちはるの寝ぼけ声が聞える。
私:「そろそろ時間ですよ」
ちはる:「お風呂にするか、ご飯にするかYさんと相談していたの」
電話中の私の声で、座長が目を覚ます。
座長:「どこへ電話してんの?あれ、なんで健夫さんがいるの?」
私:「隣りでロックアウトされちゃって」
座長:「今、何時」
私:「9時です」
座長:「え、もうそんな時間?えらいこっちゃ」
と言って、座長は飛び起き、風呂に向った。
隣りに戻って、ノックするとBrother Ken Jr.がドアを開けてくれる。
Y姉:「健夫さん、お帰りなさい。私の寝相凄くなかった?」
私:「はい!もう、いびきが印象的でした。カーッカーッていういびきが本当にあるって始めて知りました」
Y姉:(突っ伏して恥ずかしがりながら)「ああ、やっぱりもうお嫁に行けない!」
私:「あれ、まだ行く気だったんですか?」

お昼のタイミングでチェックアウトして、レンタカー屋に向うことになった。
私は集合前に近くの100円ショップへ行きソックスを調達、ついでに、破損事故の原因の何%かを担った、座長の欲しかったものも買った。ホテルに戻ると、座長がフロントにいたので、「お母さん、プレゼント」と言って100円ショップの袋を渡した。座長は、「私にプレゼント?あらぁ、ありがとう。なぁに?」と言いながら、袋からそれを引っ張り出し、目の高さで黒いパンツを拡げた。
座長はすぐにそれと理解し、独りオーバーゼスチャーで照れると、今度は後ろにいたホテルマンと目が合い、2人で大笑いしていた。
(ここで、そこまで拡げんでも・・・)と思った時には、全てが終っていた。

レンタカー屋まで、ホテルのバスで送ってもらえることに・・・・おまけに、支配人初めフロント一同が整列してのお見送りである。
昨夜のトラブルに対する、ホテル側の不親切な対応を、H兄が一括したためなのだそうな。畏るべし、H兄・・・・

新車のエスティマはすこぶる快調で、ハンドルに手を置いた時の車体の安定感が違った。
帰る途中、奈良の月ヶ瀬村で時給自足の脱サラ農家を営む、進藤師の応援団長の家に寄らせていただき、昼食をご馳走になった。そのお礼にと、賛美と寸劇をご披露。普段、人と接する機会の少ない山奥の村人は、大歓迎してくれた。
月ヶ瀬村は、この国の「故郷の原風景」のようだった。鶏舎に案内されると、大きな鳥かごといった作りで、羽毛から羽根に生え変わったばかりの若い鶏たちが、ピヨピヨと柵の外の人影を追った。番犬は人なつっこく、名付け親の進藤師を見つけると、体を擦り付けて喜んだ。30何万坪と生活感から程遠い広さを言われ、へぇー!としか反応出来なかった。
6時半まで、ゆっくりと昼寝までさせていただき、別れを惜しみつつ名阪を一路名古屋駅へ。
8時に名古屋駅でH兄と待ち合わせである。ちはるは、ここから電車で浜松に帰った。名古屋~東京までは、H兄が運転してくださるそうで、私は安心して後部座席で休ませてもらう。
明け方3時半、東の空が明るくなり始める時間に東京に到着。Y姉さんを送り、H兄を送り、4時に教会に到着。お疲れ様でした。
教会で仮眠を取り、目が覚めると10時半。夕方の飛行機まで都内観光するというBrother Ken親子を西川口に送り、東川口駅前にレンタカーを返しにいった。
店先で、返却手続き中に奈良の修理工場より電話が入る。「35000円で直ります」すぐに、その旨を進藤師に伝えると、「ハレルヤ!良ぉかった!」と、店内にいることなどお構いなしに主を賛美・・・どちらからともなくハグして背中を叩き合った。
実は、月ヶ瀬の応援団長は事情を聴くと即座に、「車は私が買うたる」と言ってくださったというのである。その精神的負担から開放された進藤師の心の叫びであった。
レンタカーを戻した後、車を貸してくださった川口神召キリスト教会の安田牧師のところに、お詫びに伺うと、ひとつも責めないどころか、お借りしている間の代車として置いてきた車に乗って帰ってくれと仰る。もう、進藤師も私も恐縮至極。と言っても固辞するでも無く、ありがたく乗って帰らせて戴いたのであった。
さて、残りの問題は直った車を奈良まで取りに戻らなければいけない・・・のだが、それを元々は奈良にお住まいのH兄が「自分が持ってったる」と申し出てくださったのだ。
こんな僥倖あり?これが、主のなさりようでなかったなら、一体何?ドンダケー!と突然オカマのIKKOの口調になってしまう程の恵。ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ!


長いシリーズにお付き合いありがとうございました。ブロガーの会は全国どこへでも参ります。宿のご心配などご無用。私たちは主の御用に与かれる喜びをこの活動を通じて、存分に味わせて戴いています。会場のご手配と周辺への宣伝だけお願いできれば、あなたのに似顔絵入りのチラシをお送りします。
どうか、ブロガーの会が全国に広がりますように、主イエスキリストの御名によって Amen


3日の朝、家を出て7日の4時前に川口に到着。その日のお昼から野暮用続きで、終わったのが夜中の2:30…
結局、教会にもう一泊して、家に帰り着いたのは8日の18:00だった。神様のご用も楽じゃない…って、当たり前かぁなどと独りごちて空を見上げると、なんと虹が!初めて刑務所伝導に同行した時にも虹が出ていた。
ちゃんと祝福されているんだ、と確信した。



鈴木健夫の-福音的-変貌記
鈴木健夫の-福音的-変貌記











「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。
すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。
わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。
雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」
創世 9:13-16

わたしは、たちまち“霊”に満たされた。すると見よ天に玉座が設けられていて、その玉座の上に座っている方がおられた。
その方は、碧玉や赤めのうのようであり、玉座の周りにはエメラルドのような虹が輝いていた。
黙示録 4:2-3


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