ブロガーの会in大阪 その7 | 鈴木健夫の-福音的-どたばた日記

ブロガーの会in大阪 その7

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取り合えず、この車でホテルまで辿り着こう、ということになった。
空回りするものの何とか走る。エンジンが焼きつかないように、踏み込みすぎないように注意して走り始めた。
しかし、徐々に回転が駆動につながらなくなり、国道でストップ。ホテルまでどの位か検討も着かない。

こういう、絶対的なピンチの時に、異常な冷静さが頭を支配する私は・・・
「多分、車はもう動かない。明日とりあえず予定があるのは誰だろう・・・ホテルに帰るとしたら、タクシーしかないかな?この車はどこに置くのが1番いいんだろう」
的に、状況に感情が流されない。だから、当事者のくせになんだ!という風な誤解を受けやすい。
こういう場合は、私がこんなに心配しているのに・・・という人に合わせるのが1番安全で、その人の意見の選択肢を増やす方向で話す。つまり、
「困ったな。こうしたらどうだろう?」と、感情半分で言うことに「そうですね、こんな選択肢もあります」と付け加える。決して、その意見を否定せずに、みんなが落ち着くのを待つ・・・
「言われた通りにやっただけなんです…」喉下まで来ている台詞をその度に飲み下す。
何をどう取り繕っても、当事者のレッテルが剥がされないことは、経験上、理解していた。
「俺が(お前に)警察に捕まってくれって、頼んだか?」
痴漢冤罪を戦っている最中に、人事担当役員はこう言って、自己都合退職を迫った。
当時、彼を責める気にならなかったのは、経営者の両親から、「船内の感染者」という理論を刷り込まれていたからであった。
自分は感染者になるはずがないという立場…この矛盾に気がついていない相手を理解できた。
つまり、私が彼でもそうした。
肉を着た弱さ、などまだ知る由もなかったが、それをお互いになじりあったところで、無益なことくらいは理解していた。
「それなら、オレが生け贄になったらぁ」なにが嫌って、生殺しがダラダラ続く程嫌なことはない。
そんな目に遭うくらいなら殺してくれ、と思ってしまうのだ。
億劫…が高じると、生きることさえ、面倒くさくなる。
どうでも良くなると、少しは役に立っておこうと、この対処はどうすべきか思考し始める。
恐らく、そこにいる誰よりも冷静に…可愛くないのは、承知しているが3年後5年後に思い出した時にも、あれで正解だったと思いたい。
そのためには、あらゆる感情が邪魔になる。だから傍目には、「当事者のくせに、まるで他人事」という風に映るのだろう。
結局、ホテルに連絡して、立ち往生している所までタクシーで迎えに来てもらう。保険会社を通じてレッカーを回してもらう。ということに・・・修理費用は不明だが、タクシー代とレッカー代で約3万の出費となることが判明した。
タクシーはピストンでい往復半してもらい、帰り着いたのは今日も11時半・・・Uターンマン・健夫さすがに凹む。
宿に着くとまず座長の部屋へ無事到着の報告・・・すると、Y姉さんが泣いている。その背中を座長がさすりながら慰めているではないか!ついに、別れ話勃発か?
「Yさんたら、(運転していた)健夫さんの気持ちを考えると辛くて・・・私がこんなところに泊まろうなんて言ったのが悪かったって」と、座長が説明する。


                       演奏中のY姉さんは、普段と別人
鈴木健夫の-福音的-変貌記
鈴木健夫の-福音的-変貌記
   Y姉さんのサングラスを架けてみました

「なぁ~んだ、そんなこと?オレそんなこと気にする玉じゃないですよ(笑)」
と、明るく言ったら、「なんだ!心配して損した。もう、飲むぞ!」と、素早い回復を見せたので、安心して部屋に戻り、急いで風呂に向った。
風呂に浸かって、冷静に考えると、レッカーで来た修理屋が残した、「最悪、ミッションボックスの交換で、そうなると20万近くかかりますよ」という台詞・・・どうしょう?月10万さえ稼げない今の状況で・・・その他にレッカー代、東京に帰るためのレンタカー、何やかやで30万超・・・あ~あ、また借金かぁ?。
以前であれば、ここで思い切り凹み、もうずぅっとブルー、ずぅっと不機嫌だった。
しかし、この場にあっても平安は去らない・・・
これは、主の御用の最中の出来事。
私が運転を買って出たのではない。
命令に従ったまでのこと。
責任は主がお取くださる・・・そう信じられることこそが幸せだ。
潰瘍も痛まずに済む(笑)
私はすぐに布団にもぐり、Brother Ken Jr.・天馬と2人で眠った。
乞う、ご期待



弟子たちは近寄って起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と言った。
イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」
そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。
マタイ8:25-26




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