こんにちは、鶴岡です。

ゴールデンウィーク、皆様はいかがお過ごしで
しょうか。
お天気にも恵まれた良い連休ではなかったですか?
あと一日、楽しんでいただきたいです。

かくいう私、この商売は一般の方々がお休みの時が
書入れ時、というわけで、現地販売に励んでおります。
弊社は現在、10近くの現地をお預かりしておりますが、
どこも盛況ですね。
本当に有り難いことです。

さて、今回はあまりネタがなくて(笑)、
久しぶりに読書ノートを書こうかと。

興味のない方、申し訳ありません。

まずはこちら。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上 春樹
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各メディアがずいぶんと色めき立っておりましたが、
『1Q84』以来の長篇です。

30年近く追いかけてきた読者としましては、
何と言うか、春樹さんの小説世界がとても
シンプルに、ストレートに提示されていると
思いました。

私、一回読んだだけではいつも考えが
まとまらないのですが、彼の文章に触れて
いるだけで幸せを感じていた20代の頃の
心持を、ちょっと思い出しました
(この世界は僕にしかわからない、という
あの傲慢は、もう持ち合わせておりませんが)。

ここで文学的、解析的なことを書くのは相応しく
ないので、これで止めたいのですが、
すごく強引な言い方をすれば、『ノルウェイの森』
が一回りして戻ってきた感じがしました。
そして、春樹さんがどこかで書いていたように
振り子が戻ってくるときにはそこは同じ世界では
ない、ということですね。

ちんぷんかんぷんですね?
すみません^^;;

文章は相変わらず上手いし読ませますが、
謎は相変わらず謎のまま残されています。

爆笑問題が「この小説が100万部売れるのは
おかしい」と揶揄しておりますが、
かと言ってファッションで読んでいる人ばかり
ではないとも思います。
底辺が増えることは、一ファンとしてうれしいです。
興味を持たれた方はぜひ。

そして、もう一冊。

起業家/藤田 晋
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このブログを書く場を提供してくれる
サイバーエージェントの社長の手記です。

実は私、この業界に入る前に印刷会社の
営業としてサイバーエージェントの印刷物や
名刺の仕事をいただいており、個人的に
とても興味を持って藤田社長の著書を
これまで読んできました。

IT業界の栄枯盛衰の中で生き残ってゆく
ための葛藤や格闘が、生々しく記されて
います。

外見的なクールさとはかけ離れた、経営への
あるいは「アメーバ」への「熱狂」がとても
印象的です。

こんな不動産屋ですみません。
それでは。