こんばんはお月様

今日も今日とて阪神の話をばグー


今日ヤフーの阪神ニュースを見ていると、
「ポスト球児は久保!近日中に正式通達」
みたいなことが書かれてました。

藤川投手のカブス移籍が決定し、いよいよ決めないといけなくなった抑えの問題ですが、
ようやっと決着が着きそうですねニコニコ


駄菓子菓子ビックリマーク

おそらく久保投手で正式決定しそうな流れに逆行しますが、
僕は久保投手が抑えというのにはあまり賛同してはおりません(;^_^A

以前から何度かブログで言ってましたが、僕は抑えメッセンジャー派でしたグー

ただ正式に久保投手に決定した場合には、僕も何も言わず応援するだけなので、
その前に悪あがきで1つ、新しい抑え投手について自分の求める理想像を書いていこうと思いますビックリマーク

またぐだぐだと長くなりそうなので、事前に話題のナンバリングをばグッド!

1.抑えに必要な能力
2.データ
3.メッセンジャー推しの理由
4.結局のところ


1.抑えに必要な能力

抑え投手の理想像といってもいくつかあると思いますが、
やはり今年まで在籍していた藤川投手の存在は自分の中で非常に大きいですアップ
その藤川投手の良かった要素をいくつか捉えてみると、
抑えに必要な能力というのが少しずつ自分の中で浮かび上がるものがあります。

とりあえず自分の思う抑えに必要な能力を3つほど挙げてみましたグッド!

1)三振が取れることビックリマーク

抑え投手にとって必要な能力は色々あると思いますが、
やはり奪三振能力というのは抑えをやるうえで非常に武器になると個人的に思います。

三振が取れれば当然ボールが前に飛ばないわけですから、エラーなどの心配はなくなりますし、
例えば1点差で中継ぎ投手がピンチを迎えて犠牲フライですら許されない状況でも、
三振を取れる抑え投手がいればそうしたピンチでも力を発揮できると思います。

当然藤川投手の奪三振率は、もはや言わずもがなでしたね音譜

2)ホームランを打たれないことビックリマーク

必然的に1点差や2点差の状況で登板することが多い抑えというポジション上、
ヒットは打たれてもいいですがホームランだけは絶対に打たれてはいけないポジションだと思います。

たまたまの事故ホームランですら許されないポジションだと思いますし、
被本塁打率が高い投手が抑えになるのは正直不安です。

ちなみに今年の藤川投手の被本塁打はわずかに1でしたチョキ

3)出塁を許さないことビックリマーク

これはもう当たり前のことになってきますが、藤川投手が失点するパターンは、
ヒットやフォアボールで出塁を許してからタイムリーを打たれるケースが多いと思います。
当然ですが抑えてる時は三者凡退で抑えてくれるケースが多いですね。

抑え投手が出塁を許せば、9回ですから相手も足の速いランナーを代走として使ってきますし、
やはり相手の出塁も出来るだけ抑えた方が当然失点にもつながらなくなるでしょう。

この被出塁率というのも抑えを選ぶ指標になるのではと個人的に思います。


この3つの指標、
1)奪三振率 2)被本塁打率 3)被出塁率
に加えて、ついでにあと何年抑えとして考えられるかの目安として、
4)選手の年齢 についても加味した上で、
阪神の新しい抑え投手に誰がふさわしいかを、今年2012年のデータを使って見てみます。

新しい抑え投手の候補は全部で8人ビックリマーク

先発陣からはよく名前が挙がる、能見投手・メッセンジャー・久保投手の3人。

中継ぎ陣からはおそらく来年先発に回るであろう榎田投手を除外し、
筒井投手・福原投手・加藤投手・渡辺投手・鶴投手という、今年一軍で活躍した5人をチョイスしましたアップ


2.データ

ということで簡単なデータですがどうぞグー
ついでに今年の藤川投手の成績ものっけときました。


  奪三振率 被本塁打率 被出塁率 年齢
能見 8.51 0.69 0.272 33
メッセ 7.60 0.32 0.301 31
久保 5.42 0.58 0.301 32
筒井 8.28 0.54 0.338 31
福原 7.59 0.35 0.303 36
加藤 9.37 0.28 0.225 34
渡辺 5.68 0.52 0.358 30
4.74 0.47 0.264 25
         
藤川 10.95 0.19 0.278 32


3.メッセンジャー推しの理由

データとしてはこんな感じです音譜
とりあえずまず僕が思ったことは、「やっぱ球児スゲーわ!!ってことですね(;´▽`A``

奪三振率・被本塁札率・被出塁率ともに好成績で、
特に奪三振率と被本塁打率は阪神投手陣の中でも頭抜けた存在でしたアップ

来年の抑えが誰になるであれ、間違いなく来年の9回は今までよりしんどいイニングになると思います。


ただそれでも誰か1人は抑え投手を選ばないといけないわけで・・・

ザーッと並べてみたところ、どの投手にも良いところと悪いところがあるように思います。

例えば能見投手などは奪三振率こそ高いですが、被本塁打率はこの中でワーストでしたし、
久保投手も自分の考える指標では満足な成績は感じられませんでした。

中継ぎの経験が豊富な筒井投手や渡辺投手は被出塁率が高く、
鶴投手は出塁はあまり許しませんが奪三振率が物足りなく・・・

今年抜群の成績を収めた加藤投手ですが、来年は35歳ですし、
長いスパンを持って抑えとして考えられるとはちょっと言いづらいです。
福原投手も来年37歳ですし、同じような理由ですね。


こうしたところから見て、あくまでも自分なりの価値観に基づいてる主張ですが、
僕はメッセンジャーが一番抑えとしてバランスが良く、適性が高いと踏んでいるわけですグー

メッセンジャーは今年能見投手と並んでチームでただ2人の2ケタ勝利をしてくれましたし、
196回3分の2というイニングを投げてくれたこともあり、
確かにメッセンジャーを抑えに回すのは勿体ないという話はもちろん分かります。

ただそれでも現代野球では後ろがしっかりしていることが、
9イニングをどう戦うかを計算する上で非常に重要だと思いますし、
力のある投手を後ろに持って行くことは間違いではないと思います。

また今年のメッセンジャーは確かに10勝しましたが、
その援護率3.12というのは今年の阪神の先発の中では最も良く、
スタンリッジの援護率1.98や久保投手の援護率2.39という
打線え~かげんにせ~よむかっという鬼畜的な数字から見ると、
比較的打線に恵まれたこともあっての投手成績かなとも思います。

あとはやはり秋山・岩本・歳内・藤浪という将来楽しみな高卒投手が多い中で、
そうした投手に先発する機会を与えたり、球数を制限させて早めに降板させた場合にも、
後ろに一番信頼できる投手を持ってきて勝ち星を減らす機会を少なくすることが、
将来こうした若い先発投手陣を大きく成長させる一因になるのではという気持ちもありますね。


まあ自分の主張としてはこんなところです。
もちろん先発投手と中継ぎ投手の成績を同じ土俵で比べるのはおかしいですし、
久保投手も中継ぎならまた今とは違ったピッチングスタイルで投げるんでしょうし、
こうした分析も素人の浅知恵かなとも自分では思ってます(;´▽`A``


4.結局のところ

まあここまで自分でも頑張って書いてきたわけなんですが、
結局のところ自分としては抑えが久保投手であろうとメッセンジャーであろうと、
あまり気にはしてませんw


ここまで読んでくださった方にはなんじゃそらプンプンと怒られる発言ですが、
正直久保投手が抑えになろうとメッセンジャーが抑えになろうと、
来年2013年に阪神が優勝できる確率というのは大差ないと自分では思っています。

どちらかというと阪神が浮上するかどうかは打線が機能するかが問題だと思っていますし、
そうした意味では僕は久保投手が抑えをやるのには、
積極的に賛成というわけではないですが、別にええんちゃうくらいのスタンスです(;^_^A


僕が気にしているのはもう少し長期的なビジョンで考えた時に、
真の抑え投手をどうするのかという問題です。

来年33歳の久保投手が2013年抑えをやるとしても、
年齢的にはせいぜい3年くらいのスパンをもった計算だと思います。

ちなみに藤川投手がJFKの一角として46ホールドを上げて大活躍したのが25歳、
そして抑えとしての地位を確立して46セーブのNPB記録を作ったのが27歳。
そこから今年32歳で大リーグ挑戦を迎えるまで6~8年、
阪神の絶対的な主柱として存在されていたわけです。

正直メッセンジャーでもこんな藤川投手ほどの長いスパンで、
今から後ろで計算出来るとは考えづらいです。


結局のところ僕が一番言いたいのは、第2の藤川球児を作るために、
何としても若い投手を育成し起用することが大切だということです!!

2013年の抑えは久保投手で良いです。
でも何年も先のことを考えると、藤川投手のように25歳前後で一軍で活躍するようになり、
そこから何年も抑えとして任せられる存在を作ることが必要に思います。

例えば今年の鶴投手なんかは、先に書いた通り被出塁率は藤川投手以上の成績でしたし、
今年の防御率1.89や来年26歳という年齢を考えると、
来年はもっと勝ちパターンの厳しいところで、修羅場を経験させるべきだと思いますビックリマーク

確かに球速は145キロも出ないことが多いですし、奪三振率も低いですが、
中日の岩瀬投手なども低い奪三振率でもセーブ王になってますし、
細かいコントロールを磨けば鶴投手も今よりもっと良い成績を残せるようになると思います。

もし来年セットアッパーとして経験を積めば、藤川投手が抑えになったのと同じ年齢で、
新しい抑え投手になって長年阪神を支えてくれる戦力になれるかもしれません。


他にもここ2年のドラフトで、
田面投手松田投手などの直球のスピードが売りの若い投手を獲得したわけですし、
失敗を恐れず一軍のマウンドで投げる機会を作ってほしいですビックリマーク

来年榎田投手が先発に回り、久保投手が抑えになるとすると、

先発 6人
能見 岩田 メッセ スタン 榎田 ○○

中継ぎ 6人
筒井 福原 加藤 渡辺 鶴 ●●

抑え 1人
久保

おそらく来年の開幕はこんな感じで迎えることになるんでしょうが、
ぜひ中継ぎのラスト1枠のまだ決まってない●●のところには、
先に挙げたような若い投手に、経験を積ませる意味を含めても枠を与えてほしい
です。

もちろんマートンやコンラッドが来年不振であれば、またザラテを使うのも良いかもしれませんね音譜



藤川投手は2005年の25歳の時に覚醒しましたが、
それまで幾度となく先発で失敗したり、挫折を味わったりして、
そうした経験を積み重ねてようやく掴んだポジションだと感じています。


「藤川球児は一日にしてならずビックリマーク

藤川投手が抜ける穴はむちゃくちゃ大きいですし、もちろん来年の抑えを考えるのは大切です。

でもそれよりも何よりも来年は、
第2の藤川球児になるビックリマーク第2の藤川投手を育成するビックリマークという強い気持ちをもって、
鶴投手であったり他の若い投手が成長し、一軍の大事な場面で経験を積むことの方が、
将来的な阪神のことを考えると大切なこと
だと思っています。

来年はそうした何人もの若い投手が一軍で活躍するような1年になると、
阪神の将来も明るいものになっていくのではないでしょうかニコニコ


また長くなり失礼しました汗

でわでわパー