『祓斗神産日大御神神法』

“はらひとの　かみ　むすびひの　みもと　ひ　むすびて　ちりやちりやと　ちりやちりやと”

生命への感謝を表す言霊です。

生きる喜びを伝え、生かされることへの感謝を申し上げるために発する呪文です。

結果、その場所と心身の邪気が祓われます。

「喜び」と「感謝」という「陽の気」を発して、その真逆の「隠の気の塊り」を　解いて、散らして、祓うのです。

そうすると、“気”が、清らかになります。

“気”とは、“生きているもの”から発せられる、何らかのエネルギーのことです。

人がたくさん集まれば、その分の“気”がその場に残ります。

「残留思念」とも言います。

陰気という悪気を放置すると、更なる陰気を呼んで、更に大きな隠の気の塊を創ってしまいます。

陰気・悪気の塊が長く放置されることで、更に一段階進んだ「隠鬼・悪鬼」と変化します。

そうなると、簡単には祓えません。

厄介なものになります。

ですから、定期的に溜まった“気”を祓い、清めて、神事ができやすい空間にせねばなりません。

それは、とても大事なことであり、ご神事の基本中の基本です。

場所の邪気祓い