ニューメディア編集長:吉井勇さんから「鉄道駅に設置されているホームドア」取材レポートが届きました | ┃ナミねぇのブログ┃

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大島の土砂災害で27名の方がなくなり、21名がまだ行方不明です。
亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、
行方不明の方々のご無事、そして一日も早い復旧をお祈りいたします。

今日は、鉄道駅に設置されている「ホームドア」の現状を取材された、
月刊ニューメディア編集長:吉井勇さんのレポートを、転載させていただきます。
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最近、JRや東京メトロの駅にホームドアが設置されています。

駅のホームから転落させないための防護柵で、

平成25年3月末で全国で564駅に設置されていると

国土交通省は発表しています。
http://www.mlit.go.jp/common/001000329.pdf




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転落防止のホームドアで、一番安心しているのが視覚に障害のある方々です。でも、一番転落しているのは酔っ払いだそうです。相模鉄道の会社の話ですが、「年に5~6ある転落ですが、そのほとんどが酔客です」とのこと。


ホームドアですが、工事している駅に行ったとき、工事期間を確認してみてください。1年とかの時間が掛かっています。これ、不思議に思っていました。ホームドアを設置するだけなのに、と思いませんか。実は工期が長いのは、それなりにワケがあったのです。


簡単にいうと、ホームドアは1つのユニット重量が500~600キロですので、ホーム全体をカバーすると大変な重量になります。そのため、強度を高める工事、そして設置し、固定していく作業など、大変な手数とコストが掛かるのです。

この他、電車のトビラの数が一定ではなく、都内では相互乗り入れしていますから、そのドア位置も違うので、それに対応させる必要があるのです。一筋縄ではいかないのです。


そこで国交省でもプロジェクトを立ち上げ、3つの方式で実証実験を行っています。


その一つ昇降バー式に取り組んでいる相模鉄道いずみ野線「弥生台駅」に設置する高見沢サイバネティックス社を、視覚に障害にある方3名と一緒に訪問し、取材してきました。


高見沢サイバネティックスは長野・佐久平にあり、浅間山や八ヶ岳が見えるのんびりした工業団地にあります。昭和44年に設立、自動販売機を開発して販売。最近ではセキュリティゲートや自身の震度計なども手がけている会社です。


同行した視覚障害のメンバーは、鉄道ホーム改善推進協会の会長と副会長、役員メンバーの計3名です。今年に誕生した会で、自分たちで問題を考え、鉄道会社とも情報を交換しながら改善のアイデアを見つけていこうという前向きな団体の方です。


さて、長くなりますので、要点を。


高見沢サイバネティックスの提案する昇降バー方式というのは、左右の支柱の間に3本にバーを設置して、それを上下に昇降させる仕組みです。
バーの直径が56ミリの上下2本に36ミリの1本が入り、それぞれ300ミリの間隔。それが上に上がるときは3本がすき間なく収まり、下に下がるときはスムーズに間隔を開けていくというものです。この動作を3秒少しですから、それなりのスピード感です。


工場側は、バーの強度に配慮し、少したわみで吸収もするもので、また電動車椅子が時速6キロでぶつかっても破綻しないこと、風速も50mまで検証しているそうです。


センサーが配置されていますので、下の方のすき間に足を踏み出しても警告メッセージが流れ、そもそも黄色の点字盤を踏み越えると警告が流れます。
そして、何かあれば停止し、バーを動かしたいときは手で持ち上げられるもので、普段は支柱が下がっていますので、持ち上がらない仕掛けです。


もちろん軽量で、工事も搬入は駅のエレベーターで対応可で工期も2日間で設置盤工事を終えることができ、設置してモルタル固め、水平出しなどで数日で終えられるとのこと。

ですから、重量も既存のドアシステムより半分以下、工期も1週間ほど。
鉄道会社にしてみたら朗報です。


問題として指摘されたのは、弱視メンバーから「バーの色が黄色ですが、弱視で見にくい方もいます。色弱のケースもあるので、注意するという黄色だけでなく、見やすい色の検討をお願いします」ということや、「白杖が越えたら、音声で警告の大きな音声が流れると恥ずかしい思いをするので、工夫してもらえますか」など。

また、バーが3本、間を空いて並んでいるので、「これは子供が遊びそうだ。それが心配です」という指摘も。


高見沢サイバネティックスの開発に係わるメンバー6名の方は、真剣に意見に耳を傾け、「ぜひ、いいシステムに仕上げたいのです」という真摯な姿勢が伝わってくる意見交換の対応でした。早い段階で、意見交換していくことで、最悪の事故を未然に回避しながら、さらに改善していけるということを、取材しながら考えていました。


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(株)ニューメディア
月刊ニューメディア編集長  吉井 勇
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以上、吉井編集長からのレポートでしたアップ


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