笹井氏「有力な仮説」強調も新事実なく 争点には「分からない」
2014.4.17 10:24 産経新聞
 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題をめぐり、共著者で理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長の笹井芳樹氏(52)は16日の記者会見で、捏造(ねつぞう)や改竄(かいざん)とされた問題を防げなかったことへの釈明に追われた。STAP細胞の存在は「有力な仮説」と強調したが、新事実はほとんどなく、謎は残った。
(中略)
■実験ノート見ず
 論文執筆における自身の役割については「投稿直前の約2カ月強、論文の最終段階で関与した。執筆アドバイザーのはずだったが、共著者の強い要請で著者に変わった」と説明。関与は限定的と強調した
(中略)
 争点である故意や悪意の存在については、「私には分からない」と述べるにとどまり、笹井氏から新事実や未発表データの公開はなく、STAP細胞をめぐる不正問題の解明にはほど遠い会見となった。
(一部記事抜粋)

STAP細胞の有無は重要案件だけれど
そもそも、ネイチャーに投稿した論文はいったいなんだったのだろうか・・・

笹井氏曰く
論文作成のアドバイザーで
中身には関与していないということであるけれど
だったら、
STAP細胞の発表記者会見は何だったのかという話になる
ES細胞の権威であり、「共著」になることで
うま味を受けようという意思が働いたように思える

「有力な仮説」と言いつつも
ノートもデータも確認しないとか科学者として探究心が足りない

ぶっちゃけ、
STAP細胞の大元はバカンティ博士の研究なのだから
理研が「なかった」と言っても
他の研究者が違う条件で発表するわけで
理研にとってはどちらの結果を出そうといばらの道