こんにちは。

 

『職場の人間関係を改善する専門家』の

清水です。

 

 

 

 

 

私たちは人それぞれ考え方や感じ方が違います。

同じ物を見ていても、同じ場所にいても、同じ考え方や感じ方を

しているとは限りません。

 

 

相手に良かれと思って言ったことが逆に相手を傷つけてしまったり、

自分の伝えたことが相手に違うように伝わってしまい、がっかりしてしまうこと

があります。

 

 

 

 

事例があったのでご紹介します。

 

大学の授業で、

「相手の本当の思いを理解し、相手の力になるために聞く力を学ぼう」と

いう授業がありました。

 

その時、ペアになった学生2人の話が

陸上競技会の結果のお話でした。

2人とも自分にとって、大切な大会でしたが、

結果は2位だったというお話でした。

 

 

状況は似ているので、共感できると思っていたんですが、

話せば話すほど、2人の顔が曇っていました。

 

 

 

理由を聞くと、

Aさんは2位になって嬉しかった話で

Bさんは2位になって残念な話でした。

 

 

 

Aさんは現役最後の大きな大会だったので、

頑張りたかったが、就職活動も始まった上に怪我をしていたこともあり、

思う存分練習が出来なかったが結果は2位だったので、最後まで諦めずに頑張って

良かったというお話でした。

 

 

 

Bさんは現役最後の大きな大会だったので、必死になって練習し、

周りの誰よりも頑張り、全力を尽くしたが、2位だったので

悔いが残っているというお話でした。

 

 

 

このお話をどうすれば心が通い合うコミュニケーションができるのか?

と私は考えました。

 

 

それは「相手になりきって話を聞くこと」です。 

具体的に言うと相手の考えに同調してあげることが大事です。

 

 

Aさんには

 

「怪我もあり、就職活動を頑張った中で試合で2位だったのはすごいね」

 

と伝えたり、

 

Bさんには、

 

「何よりも練習を優先して、誰よりも頑張ったのに、2位は残念だったね」

 

と伝えてみてください。

 

 

 

 

 

相手の考え方や感じ方を正確に理解し、自分の考え方や感じ方を相手に同調し伝えることが重要です。