在留許可問題2 | KPT BLOG

KPT BLOG

辛口ポータル鷹の爪ダイスキ!な読者の皆さんに贈るニュース・バラエティ・評論

私もカルデロンさん一家については両親の国外退去は「法的」には仕方が無いと思っている。
しかし、のり子さんが何も悪いことはしていないのは間違いない。
早い段階で手を打っていれば苦しみは軽減出来ただろうし、
法もこの罪の無い人間がここまで苦しむことは想定していなかったはずだ。
法というのはただ当てはめているだけでは歪みが出てくることがよくある。
だからこそ政治が存在し、しょっちゅう何かを可決したり
解釈をしなおしたりしまくっているわけである。


ネットを見ているとやはりというか、一家に対するバッシングばかりが目立つのだが、
普段憲法ですら拡大解釈して、改正まで迫ろうとしている空気が占領しているのに、
こういう時に限ってやたらと法に厳格になっているのが可笑しい。
自分たちの都合にあわせて政治の出番だの法を厳守せよだの、
今回の話についても「退去あるのみ」というコメントばかりで、
「バッシングありきなんだな」と思うほか仕方がない。
(改正を迫るならなぜ拡大解釈なんかするのかというツッコミも理解できないようだしw)

また「一つの家族の問題じゃない」と、ことさら話を大きくして
「秩序が乱れる」という言説を作ろうと躍起になっているが、
何も悪いことをしていない子供の心を痛めつけるような
バッシングでどこのコメント欄も埋め尽くされて平然としている
お前たちの秩序の感覚はどうなんだと言いたい。

「中学生らしい浅い考えだ」などと
中学生相手に中学生らしいからダメだという
成人らしく無い批判コメントも見たがw
こんなものが簡単に人の目につくところに平然と放置されている秩序の弱い国なのに
「住みたい」と言って貰えるのだから、愛国者はむしろ歓迎すべきだと思うのだが。


(DSS)