ここでは、年代関係なく私にいろんな意味で響いた曲・アーティストに贈る、全くもって個人的な尺度で決まる賞である
ノミネート
MONOEYES - グラニート
Oasis - Wonderwall
泉谷しげる - 春夏秋冬
MONOEYESのグラニートは去年発売されたアルバムの一曲。いままでスルーしていたがある日突然バチーンとやられた。サビの細美節がもうたまらない。
そういう世界があるなら
行ってみたいと思った
ここは風が吹いていて
歌詞、言い回し、歌い方のクセ、メロディライン、すべてがザ・細美。これこそまさにかつてのエルレっぽい楽曲。懐かしさもありつつ、そして心底ポジティブな歌詞に救われた。
Oasisのwoderwallはもう言うまでもない名曲。いまさら知ったわけでもなく、oasisを知った時から大好きな曲のひとつだった。しかし今年、映画「Mommy」をみて、その歌詞を始めてちゃんと知った。いや、英語が分かるって言っても、あんまり気にしないタイプなんだよ。ほんとだよ(汗)
泉谷しげるの春夏秋冬は聴いた瞬間に涙が出た今年唯一の曲。多分。言い過ぎたかも。割とすぐ泣くし僕。でも冒頭の
季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人にあう
これがあまりに素晴らしすぎて。なんていうんだろうか。これぞ日本の歌詞っていう感じ。バカっぽい表現だけど。
ぜひ聴いてほしい。まあみんな知ってるか、このおっさんの代表曲だし。
大賞
RADWIMPS - 春灯
秋口から精神的に不安定な日々が続いていて、ふとこの曲を聴いたときにどっと気が抜けた、そんな曲。それはいい意味で。この曲は元々今年の3月11日に発表された楽曲で、東日本大震災用の祈りソングになっている。なので歌詞はかなり震災に寄っているのだが、私はなぜかこれを自分に重ねてしまった。
会いたい人がいるこの世界には
せめて僕が生きる意味がわずかでもあるかな
詳しくは書かないが、かなり参っていて、そんなときにこれをパッと言われて、ふっと思い出して。あ、まだ死んじゃいけないなあと考え直せた。すぐまた元戻るけど笑。それでも、一時的にでもね。
MONOEYEのグラニートにしろ、この歳になってまだ細美と野田に助けられなければならないのかと少し情けなくもなるが、いや、いい曲だから。
※この記事は12月冒頭に書かれたものです。