通し狂言三千両初春駒曳の完成です
最後の場面、紫野大徳寺の場をご覧いただきます
本能寺の変から一年、小田信長の一周忌法要のため、この大徳寺には織田木瓜紋の陣幕が張られています


三千両初春駒曳を作るに今回が最大の難関でした
制作を少しでも簡単にするため、屋台は楼門五三桐から複雑な模様を流用いたしました
構造は新たに設計を見直し、柱・梁と壁の一部は全くの別物となりました
黒い柱と金色の壁、コントラストがきれいに仕上がりました


正面奥の様子です
上の模様は約7㎜、したの小さい方はわずか3㎜ほどの幅なんです
それでも乱れがないのは、パソコンの威力、大きく描いて小さくするのです


構造は五三桐よりも複雑な形をしています
上から見ると凸型、つなぎ合わせは慎重に・・・
やったつもりですが、曲がってしまいました(‥;)
どうも寸法を間違えてたようです


二階部分は一階のパーツを縮小して使用、模様は当然さらに小さくなります
床は客席からは見えないのですが、模型では目に付くところ
舞台用のパーツを現物合わせで切り出しました
周りに欄干を取り付けてあります


屋台の細かさとは対照的に、あっさり仕上げた背景、シンプルにすることで屋台をより華やいだ感じに見せるためです



三千両初春駒曳、一度で話しの内容はわかりませんでした(^^;
でもいろんな仕掛けや演出が施されおり、見た目は面白く楽しい歌舞伎でした
150年振りの復活通し狂言、次の上演は150年先?でしょうか(笑)
最後に全体をご覧くださいませ











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