国立劇場初春歌舞伎「三千両初春駒曳」を観てきました(^^)v



まだまだ新春モード全開の国立劇場は華やかさがあふれています


恒例となりました菊五郎劇団の復活狂言は百五十年振り、台本は大幅にアレンジして原作の面白さを十分に引き出したそうです
この物語は江戸初期に描かれた実録本「大久保武蔵鎧」を題材にした歌舞伎「けいせい青陽鳥」が原作になっています
老中本多正純による将軍暗殺計画、宇都宮城吊天井、家光の甥松平長七郎伝説を脚色した構成です
但し時代設定を江戸から太閤記に移し、登場人物を信長の死後の後継者争いに置き換えてあります



本能寺の変で信長の死後、家督をめぐり信孝を推す柴田勝重と信長の孫三法師を推す真柴久吉が対立します
しかし信孝は自ら家追放し、信孝を利用しての野望は諦めきれない勝重は、隣国の高麗を巻き込み新たな計画をたてるのですが・・・
映画にもなった清洲会議と被ってしまい、将軍暗殺計画になかなか結びつきませんでした(‥;)
でも見どころは信孝が悪党を斬り伏せ三千両を担いだ馬を曳いていく馬切り、宇都宮城吊天井の仕掛けなど盛り沢山です
儂としては美しい大道具の数々が制作意欲を掻き立てられました(笑)



黒子チャンに見送られながら、国立劇場をあとにしました




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