インターネット上では来る日も来る日も広告ばかり。
煽られて靴を購入。無駄遣いした感がある。やっちまった。
悔しいので取り返す意味も込めてアウトプットしよう。
自分が調べた内容がビッグデータとして蓄積され、「貴方の欲しいのはコレでしょう?」
って感じで的確かつ盛大に煽ってくる。
そんでまた決済までのハードルが低くなってるから買っちゃう。
自分のニーズを販売側に100%捉えられてるから提案精度が上がる
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電子決済技術の進歩により決済のハードルが下がる(現金授受が無いので錯覚とも言う)
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購入
今更なんだけどこれって無敵の営業だよね。
勿論、業種によっては品目やニーズが細かすぎてECで適用出来ない商売もある。
だけど、忘れちゃいけないのはそれって「まだ」って事だけなんだ。
リアル店舗で物を販売するという事に関しては確実に今後も売上は下がっていく。
物を売るって考えるとECに勝ち目は無い。全く無い。
今日現在、リアル店舗にあってECに無いもの。それは「体験」。
リテールビジネスは「体験」を売らなくちゃいけないと思う。
他にも技術、雰囲気、ブランド等の目に見えないものが生き死にを決める時代が来てる。
中国や東南アジアの国を周ってると途上国の小売りは本当に楽な商売してると感じる。
なぜなら、ほっといても売れるから。
店を開けて商品を並べればお客さんが黙って買って行く。
それに比べてこの20年間の日本は違う。
物が売れない。
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値段を下げる。サービスを上げる。品質を上げる。
↓
消費者は慣れてしまって要求は過剰になる。
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物が売れない。
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値段を下げる。サービスを上げる。品質を上げる。
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消費者は慣れてしまって要求は過剰になる。
この商売人にとっての地獄を繰り返してきたのが俗にいうデフレスパイラル。
でもこれって考えようによっては地獄の特訓みたいなもので、
そこで生き残った物やサービスはピカピカに磨かれていると考えても良いと思う。
だから日本が持つ競争力の源泉はデフレにあったんじゃないかと思う。
結局何が言いたいのかというと、乗り越えてきた修羅場違うって話。
ピカピカに磨いた武器を持った日本企業は世界ではかなり強いよ。
かたや地元の公立高校でのほほんと3年間を過ごしてきたA君。
かたや男塾で3年間死に物狂いで男を磨いたB君。
このボーダレス社会ではある日突然同じリングに上げられる。
これは別に日本と海外に限った話じゃないな。
今日の勝ち組は明日の負け組。いつだってゴングは突然なる。逃げ場はない。
ちなみに勝ち組、負け組の由来を思い出したので少し。
もともと太平洋戦争時のブラジルに移住していた日本人の間で使われ始めたという話。
遠い異国の地に住む日本人。
祖国日本が大国アメリカと戦争をしてるって聞いて落ち着かない日々を過ごしていた。
勿論、インターネットも国際電話も無い時代。
唯一の連絡手段である手紙も航路が断たれているので音信不通。
終戦時、ブラジルでは日本は負けたと報道される。
でもそれを連合国側のプロパガンダだと言い張り信じない。
現地では敗戦を信じる人間と日本が負けたと信じない人間で対立が始まる。
敗戦を信じないグループ=勝ち組
敗戦を信じるグループ=負け組
勝ち組が負け組を襲撃し、死者まで出す事件も発生する。
結果的に「勝ち組」が間違ってて、「負け組」が合ってるという皮肉。
現代で使われている「勝ち組」なんて驚くほどに虚構でしかない。
「勝ち」と「負け」の立場と概念は目まぐるしく変わる。
お腹が空いたのでこれにて筆を置きます。
ニッポンの皆様コンニチワ。
兵庫県で建設業やってます。日々感じた事をぶちまけていきます。