先日のメルマガ=タブレット時代の有力メディア候補というアイディアを、まぐまぐの大川さんと話してたら、結局雑誌業界に古い人たちが多いんじゃないかって話になった。さらに、その先の議論として会社経営の話なんかになってきた。私も期せずして、会社を首になり裸一貫での出直しを余儀なくされ、会社経営というものをゼロリセットして考えていたら、やっぱりしっくりこないところが沢山ある。

そこで、大川さんの一言。
「最近の経営って、イケてないヒトの待遇バッファーやらされてるだけの感がある」

私がインターネットの本当に黎明期、大川さんの「インターネットどこでもドア」ってHTML論文を読んで彼に会いに京都まで行った事を思い出した。お互いまだ20代前半。というか20才前後だったかな。彼の時代と本質を見る目は確かだ。

先日の、オタキングこと岡田斗司夫さんとのトークライブでも、彼の考えたオタキングexなるシステムの話が半分くらいだった。これは岡田さんを社長とし、社長に社員が給料を払うという奇妙な会社システムだ。その額月1万円。既に社員が100人以上居るという。

大川さんも岡田さんも私にしても、色々な事を考えて世の中のシステムを変えていこうとしている。従前なら仕組みを考えるだけで後世には思想家と呼ばれた。しかし、岡田さんによれば現代は画期的なカッコいいシステムを考え、しかもそれを実装して世の中に広めて、初めて賞賛されるべき思想家?といえるのだそうだ。

相変わらず国家は右か左かという論争を延々としている。小泉構造改革が進行していくと、そこで利権を奪われた人たちが反乱し社会民主主義的な政策が実行され、国家財政は逼迫し景気は低迷する。今はちょうどその時期で次期参院選後は大きなゆり戻しが来るだろう。しかし社会システムは未だ古いままだ。せっかくインターネットというツールを手に入れたのに、それを使いこなせていない人たちが多すぎる。

しかし、もう臨界点に来ている気がする。インターネットが多くの人たちの働き方、社会のあり方を変えていっている。


いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田 斗司夫
新潮社
売り上げランキング: 1109



オタクはすでに死んでいる (新潮新書)
岡田 斗司夫
新潮社
売り上げランキング: 5592


あと、そいや電脳遊戯クラブって漫画の作者の小笠原さんと対談しました。YouTubeホリエモンチャネルで見られます。