司会の東さんは、最初戸惑っていたみたいだけど次第に慣れてきてペースがつかめるようになった模様。議論のエンターテイメント性という意味では、あまり理解できてない芸人とか全く趣旨を理解できてないけど、とにかく反対的な錯乱者を入れていたほうが盛り上がるとは思うが、レベルの高い議論をするという意味では今回の人選はわりとよかったのではないかな。

ベーシックインカムが今後の社会に必要な仕組みではないかという意味では思いを強くした。
財源とスムーズな移行については、やはり官僚システムが最大の難関となりそうだった。
だって、国民全員に配るという意味では、既に定額給付金や古くは地域振興券という形で実現済みだ。これを定期的に配ればよい。

電子マネーでライフログを取るというのも丁度いい仕組みかもしれない。抜け道を考えるやつは沢山でてくるだろうが配布コストや盗難防止コストはかなり期待できるだろう。また浪費に向かい難いという利点もある。地域振興券に近い形だがテクノロジーの進化は素晴らしいね。財源は、社会保障の一本化と消費税率アップでかなりサポートできそう。特に年金の積み立て部分まで考えれば十分といえそうだ。

一番抵抗するであろう官僚に対して退職金の大幅割り増しの早期退職という形でゴールデンパラシュートを考えるという鈴木健さんのアイディアは最高だった。特に地方公務員をそれで早期退職にもっていければ相当額の地方交付税の削減が実現できるだろう。

んで、そのあと色々考えてみたんだが、結局社会福祉を一本化するところで色々抵抗が出てきそうだと思った。実質給付額ダウンになるような人たち。でもそれも数年のスパンで給付を減らしていく方向付けをできればいいのかな。せっかくなので番組最後で出てきた、委任の伝播を使った直接+間接民主主義システムを実装したネットベースの党を作るアイディアは面白い。参加費をとって例えば東京都知事選に候補を出すというのはどうだろうかと思った。

それと面白かったのはニコニコ動画ライブで累計5万人弱、最大収容人数1万人にずっと張り付き(最後の30分くらいは9000人くらいに落ち着いたらしいが)で深夜4時ちかくまでトークしたあげく、飽き足らない一部のパネラーは朝6時過ぎまでUstreamでライブトークしていた。それでも最後500人くらい見てたというんだから、面白い。というわけでこういう活動はまだまだ続きそうです。

dankogaiがちょっと大人になっていた感じがした。トークをセーブするという術を覚えたようだ。

働かざるもの、飢えるべからず。
小飼 弾
サンガ
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これもパラっとよんだが何気にいい本だった。
彼はトークがいきなり「ブドウ糖は誰がつくってるんですか?」に飛んじゃうからエキセントリックすぎだけど、言っていることは意外にまともなんだ、。。