オバマ政権、NASAの月面有人探査を打ち切りか

昨日締め切りで日本を代表する宇宙ジャーナリストの松浦晋也氏の「スペースシャトルの落日」の解説を書いていた。そこにこのニュース。スペースシャトル計画の失敗による皺寄せがついに政府独自の有人宇宙計画の中止まで取りざたされることになった。

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アレスIが問題の多い宇宙船計画であることは、よく指摘されていることである。そもそも一段目はスペースシャトルの4セグメントSRBを1セグメント増やして増強したものに、アポロ計画で使ったサターンVロケットの二段目のエンジンを2段目につけるという設計に難ありといわれている。振動問題で1段目と2段目の間にダンパーをつけるなんてトンデモ設計になりそうだし、なんたって見た目が格好悪い。格好悪い乗り物はあまり良い乗り物ではないという説もあるくらいだ。

このオバマ政権の選択はつまり、アメリカの有人宇宙飛行は民間に委託するということを意味する。つまりファルコン9を開発中のスペースX社などの民間企業がこれから打上を行うことを期待されているのだ。アメリカは宇宙開発の多くを国主導型の公共事業から民間の産業にしようとしているわけだ。

だからといって宇宙開発全体のスピードが落ちるわけではないだろう。むしろ民間に開放されることによってこれまでに生まれてこなかった発想で宇宙開発が進むことが期待される。

日本でも、現在宇宙基本法成立後、宇宙活動法が議論されている。パブリックコメントの募集は終わったが、その返答はまだ無いようだ。確かに問題山積でそれどころじゃないのかもしれいが、できればベンチャー企業が民間で開発・打上をしやすいような法律にしてほしいところだ。なんせ、日本ほどロケットの打ち上げに適した土地柄はない。主要な打上方向である東南方向はほとんど海である。中国はともかくとしてアジア地域の多くの打上需要も取り込めるはずだ。

アメリカを始めとして、韓国やニュージーランドなどでもベンチャー企業の宇宙開発が盛んになってきている。我々も負けてはいられないということで、現在テスト中の小型エンジンのノウハウをつぎ込んでより大型のエンジン設計に励んでいるところだ。イーロン・マスクにはだいぶ遅れてしまったが、コスト面では革命を起こしてみたいと思っている。

$堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba

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