http://ja.wikipedia.org/wiki/BeeTV

エイベックスとドコモの動画配信合弁会社BeeTVの会員数の伸びが激しい。
上記サイトによれば8月時点で70万人を突破しているらしいが、最近100万人を超えたという話を聞いた。
月額315円で見放題ということだが、100万人で売上月約3億円とまだまだビジネス的にはテレビ局に並ぶ規模ではないが、可能性は大きい。

そもそもこの会員数の伸び自体は一時的なものか?と思っていたが私の周りにも定常的に見ている人間が複数おりこれは本物だと確信した。ニコニコ動画の月額500円のプレミアム会員数が現在50万人程度だから驚異的な伸びと言っても過言ではないだろう。

番組は基本的に数分/本であり、制作費は全て運営会社から製作会社に支払われる。実際プレゼンに出ている製作会社はかなり多いらしい。有料定額制ビジネスモデルの良いところは解約のスピードがゆるく広告出稿などの景気に左右されないことだ。番組制作費を自由に差配することが出来るし二次使用収入も期待できる。まさに民営のNHKのようなものであり、仮に会員数が1000万人になったら、月額30億円の収入となり年間360億円の予算を使えるのだ。

それでもTV東京の予算規模に少し及ばないが高コスト体質の既存テレビ局よりも経費は少なく抑えられるだろうから、番組の質はその時には軽く凌駕することになっているはずである。つまり人気タレントやコンテンツは大挙して押し寄せてくる可能性が高い。そうすると民放テレビ局のコンテンツの質はさらに落ち、広告費もカットされデフレスパイラルのように・・・・

となりそうな感じですね。

こんな話もありますし。

テレビCMがどのくらいの熱心さで観られているかをグラフ化してみる

と、あまりにものりピー初公判ねたばっかりやっている下らないバラエティ番組を移動中の車の地デジ放送で見てしまいこんなブログを書いてしまいました。

某ナショナルフラッグキャリアの腐りきった内情を書いた「沈まぬ太陽」が漸く映画化されましたが、私としてはこの「メディアの支配者」も是非映画化してほしい。私は喜んで出演させていただきますよw

メディアの支配者〈上〉 (講談社文庫)
中川 一徳
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まあ、日本映画の大作のほとんどの製作委員会にテレビ局が入って宣伝している状況で出来るかどうかは微妙ですがね。