勝間和代 vs 広瀬香美は勝間和代の勝ち。決まり手はクラウド

そもそも私がライブドア時代、ブログサービスを始めたときのコンセプトはMovable Typeなどを使って独自にサーバ立てるのは初心者にはハードル高いから、ASP形式で簡単にできるようにしたら爆発的にヒットするのではないかということだったし、実際にそうなった。独自発信できるということで、芸能人から一般人、ジャーナリストから政治家まで使われる一つのメディアに発展してきたと思う。

もう一つの効果は当時はあまり気づかなかったけど、私自身がやっていた社長ブログが、メジャーになり球団買収騒動やらニッポン放送株式争奪戦、逮捕時など爆発的にアクセスを集めてしまい、そのアクセスに大規模サーバ群でしか耐えられないということが分かったことである。

上記の記事にあるとおり、広瀬香美氏のブログにアクセスが集まることでサーバがダウンしてしまった。仮にアメブロなどでブログを運用していたらそうはならなかっただろう。だから、ある程度知名度のある人はサーバをこういった大規模ブログサービスに預けるべきということなのかもしれない。

で、一つ気づいたことが。
私がライブドア時代は所謂、小規模なクラウドのようなものを運用していたわけだが、将来的にはもっと大きなデータセンターを作り沢山のサーバ群を貸し出すことを計画していた。ま、そんな計画は例の事件で全てご破算になったわけだが、グーグルやアマゾンは自社のクラウドを作ってしまった。そんなアマゾンのEC2プラットホームなどを使ってtwitterのように、独自の大規模収容可能なブログサービスを今更ながら造ってみたらどうなるんだろうか?

私は3年以上ITの世界から遠ざかっているのだけど、以前書いたエントリの通り、ブログサービス各業者の提供するサービスのレベルはほとんど3年前と変わらない。ユーザは増えたけどね。EC2でサービス構築すると驚くほど安く上がるらしい。そりゃそうだ。やっと個人レベルにもブログが普及した今が逆にチャンスだったりするのではないだろうか。

なんて、ふと考えてしまいました。

クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった
野村総合研究所 城田 真琴
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