ギャンブルが好きな人は多い。パチンコにハマって消費者金融に手を出し大変なことになっている人は沢山いるらしい。大きな儲けを出そうとしてお金を借りてまでギャンブルをするという経験は私には無い。流石にギャンブルは自分の持ち金の範囲内でやろうと考えている。

多くのギャンブル好きは出来るだけ沢山のお金を借りてでも多くの利益を出したいとおもうのだろうか。ハイレバレッジ(100倍以上)のFXもギャンブル的である。ネットFXは自動的にロスカットされるとは言え、持ち金の100倍以上のお金を借りている状態になっているのは間違いない。

そういう意味では、住宅ローンもお金をハイレバレッジで借りているという意味では同じような意味だ。自分の将来収入と、購入した住宅・土地を担保にして、比較的低利の借り入れをしているわけです。しかも数千万円単位の。

ギャンブルと夢のマイホームを一緒にするな、とか言われそうですが、実際のところ夢を実現しようと、精一杯背伸びをして借金しまくっているという点では同じなんですよね。

サブプライムローン問題にしても、確かに資力の無い低所得者層に住宅ローンを提供したという意味で提供者側の倫理の問題もありますが、借りたほうにも当然問題があるわけで。住宅ローンだからギャンブルの借金とは違うんだというのは単なる思い込みなんですよね。

今後30年以上、安定した収入があるというのは、単なる思い込みなわけですね。会社がつぶれるかもしれないし、今みたいに世界全体が景気低迷になるかもしれない。あるいは病気になるかもしれない。しかもボーナス時は2倍の支払いとか、ボーナスってあくまでも賞与なわけで、会社が調子悪ければ当然出なくなるわけですよね。

というような事を住宅ローンを組もうとしている人は、考えたほうがいいのかなー、とおせっかいですが、思ってしまいました。

そんな感じのお金の気づき的なことを本に書いています。
たしかに今の道徳的なものや常識や、今の世の中の動きとは全く合っていないかもしれませんけどね。
重版されました!

新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)
堀江 貴文
宝島社
売り上げランキング: 58




あと、縁あって、末井昭さんの「純粋力」という本の解説を書かせていただきました。
末井さんといえば、10年くらい前、麻雀雑誌の西原理恵子漫画の中に出てくる、滅茶苦茶麻雀に負けてる人ってイメージしかなかったのですが、なかなかどうして、肩の力が抜けたいい感じの人なんです。いろいろ酷い目にも遭ってきているようなのですが、それを柳のように受け流しているというか。

そんな彼が最近ハマっているのは、全身麻酔なんだそうです。なんでも大腸がんに罹ったときに全身麻酔をした時に、一瞬でタイムスリップしたような感覚が忘れられないんだそうですよ。だから、その後の検査とかの時にわざわざ全身麻酔をかけてもらうんだそうです。私はまだ未経験ですが、胃カメラ飲むときにボーっとする薬を注射してもらって気がついたら終わっている感じはまあまあ好きです。

純粋力
純粋力
posted with amazlet at 09.07.17
末井 昭
ビジネス社
売り上げランキング: 60160


麻雀で食え!!おかわり―おかず一パイ!ごハンでマンガン!!
山崎 一夫 西原 理恵子
竹書房
売り上げランキング: 49160