厳罰化傾向とマスコミ報道 - 岡田克敏

LDのサービスの中でもこの「アゴラ」という言論プラットフォーム?は、なかなか骨太なサービスだ。LDニュースのチームあたりがやってるんだろうか?

刑事事件の厳罰化傾向と、マスコミの視聴率競争が微妙に関連して社会から寛容さが失われていることへ警鐘を鳴らしている。私のような拙い文章ではなく、論旨明瞭に淡々と述べられているのでぜひ読んでほしい。

それ以外にも、なぜかここ2,3日は色々気になるニュースがあったので紹介。

タイゾー君出馬断念 次は市長?道知事?

ここで出馬を断念するところが、彼らしい?というか。玉砕覚悟でというのは考えないんだろうなあ。ある意味賢い生き方でしょう。

鳩山総務相「私には30人以上の味方がいる」

元秘書の上杉隆さんによれば、彼は政治よりも蝶のブリーディングのほうに興味があるらしい。極東の島国で首相になっても世界の歴史の1ページには残らないけど、新種の蝶を発見したら学名に自分の名前が残る。そのほうが、名誉だそうだ。まあ、一理ある。ということで、たぶん彼は辞任してもかまわないとおもっているのだ。玉砕覚悟で挑んでくる相手ほど不気味なものはないだろう。ただ、なぜ彼がこれほどまでに郵政民営化反対勢力の味方をするのか?それだけが解せないというか。

鳩山総務大臣の一連のパフォーマンスの裏の権力闘争の歴史に関してマジレスしてみる

選挙で世話になったから、とかそういうことなんだろうか?

そいや、上杉さんの本「世襲議員のからくり」を献本いただきました。政治資金団体が非課税で二世、三世議員に相続されているという事実。これには正直びっくりしました。ということは、一般市民も政治活動をやるために政治資金団体を作れば、そのまま非課税で相続させられるってことですわ。いやあ、すごいなあ。これぞ、究極の相続税対策ですね。だって、選挙なんで区議選とか市議選とかでもいいわけで。相続対策を考えるほどの資産家ならば、そのレベルの選挙なら普通に資金的には問題ないわけですしね。

このまま、この制度が温存されたとすれば、全国の資産家が相続税対策に使うんじゃないだろうか。いやあすごいなあ。国税はどう対処するんでしょうかね。「その立候補は脱税のためのダミーだ」とかいうんでしょうかね(笑)。

世襲議員のからくり (文春新書)
上杉 隆
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ところで、twitterはじめました。
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あと、錬金術サイト関連ですが、
株を上場時に売り出さなかったのは、公募で出来るだけ会社にキャッシュを入れておき、今後の事業拡大につなげたかったというのがありますね。それと、当時はネットバブルがまだはじけておらず、公募価格を大幅に上回るケースが多く、市場の暴走的な急騰を抑えるために、いわゆる「冷やし玉」としてオーナー経営者が売り出せる株を用意しておくというのが通例化していたように思います。私も売り出しなんて考えもしませんでしたし、証券会社も売り出しは容認してくれなかったように思います。株式を保有するために借金をしていることは、大量保有報告書にも出ていることですから、特に問題はないかと。
あと、クロス取引に関わる源泉分離課税で、変な茶々をいれられていますが、一旦私が全株を野村證券に売ります。そうすると売却代金から1.05%を引いた代金が私の手元に入ります。その売却代金から5億程度引いた金額分の買い戻しをします。これがクロス取引です。だから、手元にはキャッシュが5億残ります。1.05%分は野村證券が納税します。
分割時の旧株の高騰局面での貸し株については、最初にやったみずほ証券の担当者に言わせれば、暴走的な急騰を抑える価格安定効果があるので、市場のためにもやるべきだという説得でした。それには一理あるとは思います。ただ、そういった急騰局面でどのように彼らが儲けるのかについては、よく分からなかったし、説明も受けていません。ただ、私は貸し株料で個人的に儲けるつもりはなかったので、貸し株料も原則受け取っていません。時期については、私は貸し株に無頓着だったので、全然覚えていません。

追記:どこぞの誰かが、ご丁寧に野村のクロス取引の収支決算まで書いてくれているが、さらにこのお金から住宅ローンのプロパー融資部分を返済したので、ほとんどお金は残りませんでした。だから毎月特に銀行残高も残らず、接待に自腹交際費を使う毎日ですから、普通に考えれば火の車なんでしょうが、特に高い買い物をするわけでもなく、とはいえ、数十万は自由に毎月使えるわけですから、金銭感覚は学生バイト時代に比べれば麻痺しますよね。上場で得た億単位のカネっていうインタビューの「カネ」は株のことでしょう。で、それで何が疑問なんでしょうかね?その状態で満足していた、私は馬鹿だってことでしょうかね?