私が信濃町に営業に行った話、誤解のないように言っておきますが、選挙が終わった後です。変なコメントがあったので・・・

ふと思い出した話があります。小学校4年生の頃の話です。当時私の学年はちょうど同じクラスの医者の息子だったY君がガキ大将というわけではないんですが、力を持っていました。私は、といえば当時からクラスでは浮いていて良く言えば一匹狼、悪く言えば溶け込めていませんでした。

当時、私が母親から性教育(のようなもの)を受けて、赤ちゃんはお尻の穴から出て来るんだよ。と聞かされました。穴はいくつあるのか、なんて質問は出来ないんだけど、少なくとも大便が出てくる穴以外にも一つ穴があるんだろうなあ、と子供ながらに理解をしていました。得た知識はひけらかしたいのが人間の習性というものでしょう。

私はクラスでその話を自慢げにクラスメートにしたのでした。そこに反論を唱えてきたのが件のY君です。彼は医者の息子らしく、赤ちゃんは腹を割ってから出て来るんだと。彼は帝王切開のことを言っていたのでしょうが、この意見がクラスメート全員の心を捉えました。赤ちゃんは帝王切開でしか出てこないんだと。私は、嘘をクラス中に広めた犯人として糾弾されまくりました。

それでも、私は正しいと思っていたので自分の主張を貫いたのですが、結局Y君と取っ組み合いの喧嘩になってしまいました。当時彼に喧嘩を挑むものはいなかったでしょう。無謀といえば無謀なんですが、取り巻きも私を攻撃してきて、まあ最後は先生かなにかが駆けつけてきて止めたとは思うんですが。

結局赤ちゃんがどこから出てくるなんてのはどうでも良くなっていて、Y君に喧嘩を挑んだ者として一部では評価され、残りの大勢は私により接しにくくなったような気がします。肝心のY君とは、それをきっかけにして仲良くなり、当時はまだ珍しかった中学受験の塾に1時間かけて通っていたのも彼と私だけだったこともあり、一緒に車で送ってもらったり、レストランや自宅で食事を一緒にすることも多くなりました。彼のお母さんは若くて美人だったので、ちょっと羨ましかった気がします。

と、まあ、小学校の思い出話なんですが、世の中というものは実は規模の差さえあれ、こんなもんです。真実がどうであれ、多くは長いものに巻かれますし、声の強いものが弱いものを押さえ込みます。理不尽だとおもいつつも、時間が経てば全てが忘れ去られます。

私はこの一件も含めてなんども同じ目に遭ってきていますが、そこから生まれる友人関係とかもあるわけです。評価してくれる人も一部ではありますが、存在するわけです。どちらがいいかといえば、やはり主張することである、と私は今でも思っています。

さて話は変わりますが、いつもの落合弁護士ブログから。

■[話題]飲酒運転摘発逃れに悪用-「奈良漬」60切れ食べなきゃ無理

たったの7人に奈良漬を食べさせるというのが、いかにもお役所の手抜き実験のようですね。ずーっと前のエントリで書いたと思いますが、日本人のアルコール分解能力は個人差が激しいです。アルコールは二段階の分解を経て無毒化されますが、呼気のアルコール濃度というのは血液中のアルコール濃度に比例すると思われ、分解酵素がキーになります。

遺伝的に日本人の50%は西欧人並みに酵素を持っており高度な分解能力をもっています。40%は訓練すれば飲めるようになる人で、訓練の状況により、分解酵素の量が違いますから、分解能力も違います。残りの10%は、分解酵素がほとんどない人で、いわゆる奈良漬を食べて酔っ払う人です。

正確には、遺伝子検査をして、アルコールパッチテスト(訓練の度合いが分かると思います)をして、少なくとも100人くらいで実験をしないと、意味のあるデータは出てこないと思われます。

そういう意味では、警察のやっている飲酒検問もあまり科学的とは言えないという気もしています。検問の前に水を大量摂取すれば血液中のアルコール濃度も薄くなるでしょう。

ま、そんな話は司法界の人は興味ないと思われですが。

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