News - 改正国籍法成立 - 不可解な日本人の外国人感

けっこう、コメントでも何度もみかけた、国籍法改正の話。ニュースに直接リンクするより題材が最初からそろっていいかと思い、これにリンク。

最高裁判決に従い、法律を改正しました。と、まあ法治国家として当然の対応ですね。で、父親は日本人だけど、母親は外国人で父親が認知したら結婚してなくても子供は日本国籍を与えられるってこと、っていうことですけど、今までそうなっていなかったことが驚きなくらいです。なぜこれが問題視されるのか、私の感覚では違和感あるけど。

結局、わけのわからん外国人が日本人になるのが嫌だという余所者排除論理なんでしょう。で、余所者排除論理は、これまで自分たちだけで快適で豊かな暮らしをしていたのに、余所者が入り込んで文化習俗、道徳倫理などを乱されるのも嫌だという考え方です。つまり保守的現状維持派です。

ただ、保守的現状維持派でも色々なレベルの差があります。例えば、生まれてずっと家の中で暮らしていました、というのは通常在り得ないわけだし(一部の引きこもりは、一度社会に出てそれを拒否し、家の中の空間から出ようとしないという意味では一番の保守現状維持派かもしれません)、郷里にずっととどまる人もいれば、郷里からほどちかい大都市に行く人もいる。東京に出てくる人もいれば海外に移住する人もいるわけです。

でも、国とか人種ってのが一つの大きなハードルになっている気がしますね。例えば福岡から北海道に移住することは自由です。だれも止めることはできないし、意義を唱える人もいないでしょう。ですが、江戸時代までは厳しく制限されていました。同じ日本人でも、です。

人種とか国とか、あんまり意識しないと国籍とかもあんまり意識しないんですけどねぇ。私としては日本語が母国語なので一番得意なんですが、その日本語をしゃべる人が一人でも増えたほうが仕事的には楽でいいなあ、とか思うんですけどね。

追記:DNA検査を義務付ければOKである、という意見がありますけど(むしろこの部分が国籍法改正反対の主張の大きな理由であるとも)、普通に両親が日本人で日本に生まれた場合はDNA検査必要ないのに、片親が外国人母親で婚外子の場合だけDNA検査なわけ?それは不公平でしょうが。偽装の可能性はかなり排除されるでしょうが、逆に知りたくないことを知ってしまう(つまり血がつながっていると思っていたのが実はつながっていなかったとかさ)可能性も高いわけだし、あえてそこまでやる必要があるのか?

そもそも偽装結婚をしようとする人だって、いるわけだし、偽装したければ普通にセックスして子供つくるくらいのことはするだろうよ。どっちにしろ成人になるまでしか国籍とれないわけだし、偽装してまで入国したいやつらを厳しく入国制限するこたあないんだよ。なんかさ、そういう人間は犯罪犯しやすいとか、税金を納めない可能性が強いとか言ってる奴いるけど、そんなことばかりじゃないと思うけどね~。

ハングリー精神もすごいだろうし、中には沢山税金納めたり社会の為に貢献する人たちも一杯いるだろうしね。日本で生まれてぬくぬくと育って、ハングリー精神ゼロのやつよりよっぽど役に立つ確率は高いと思うよ。

まあ、文化は変わってくだろうな。摩擦も起こるだろうね。でもそうやって混ざり合って試行錯誤して進化していくほうがいいと思うけど。大体日本人ってなんだい?何を守ろうとしてるんだい?


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