明日あたりから、日本各地で教員採用試験が始まる。
ゼミ生たちも、一人、また一人と、希望する県や故郷へと受験のため出発した。
鞄を背負ってゼミ室を出るとき、Tさんが言った。
「先生、ここにいる3人、今週が採用試験です!」
3人へ激励の握手をした。
「これは、おまじない。きっといい結果がでると思うよ」
Kさんが、ペンを握りながら叫んだ。
「わたし、この手を洗わないんだ!」
みんな爆笑した。その笑顔がいいね。
先に出かけて行ったMさんやKさんにも、そして、全国で教師採用をめざし挑戦する仲間たちにも応援の言葉を送りたい。
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『子どもと生きる教師でありたい』、その気持ち一つで、あなたは子どもの心を捉え夢を与える教師の道を歩き始めたのだと思います。
誰かと比較することで落ち込んだりするのではなく、あなたにある内側から滲み出すものを大切にしてください。これまでの人生の中でつちかったものが言葉やしぐさに自然にあらわれるとき、あなたらしい光を放ちます。それを信じて!
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「ただいま!」と帰ってきた娘が言った。
「原発再稼働反対の首相官邸前集会に行ってきたの」
たくさんの人たちが今日も集まったみたいだ。
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今日は、病院で検査結果を聞く。長い時間またされたが、結果は上々。よかった。そして今日は、母の誕生日だった。90歳になる。電話をすると
「いまね、K(上の娘)がね、ケーキを持ってきてくれてちょうご帰ったところなんだよ」
ひさしぶりに、母のはしゃいだ声を聞いた。