鹿児島市の高齢者住宅改造助成金事業を利用した
リフォーム工事が完成しました。
(リフォーム後)
(リフォーム前)
ご依頼主様のご要望は
①高齢(80歳後半)になられたお母様のために
庭を福祉車両が出入りできるようにしてほしい。
②室内への出入りを車いすに乗ったまま
安全にできるようにして欲しい。
③多少の意匠面と強度の確保を考慮して欲しい。
以上3点でした。
私道側の外壁ブロックを解体した後、庭にコンクリートを
打設(駐車場仕様)してスロープ状にしました。
(リフォーム後)
(リフォーム前)
居室掃出し窓の濡れ縁は撤去して、新たにウッドデッキ&
ウッドスロープを新設。
車いすの転回が余裕でできるサイズも確保(1600mm)しました。
ウッドスロープ勾配は、敷地の関係で1/6になりましたが、
コンクリートスロープとの勾配を近づけて、且つウッドスロープ先端を
コンクリート面に合わせることで安全性を確保しました。
(もちろん、ウッドスロープ下の雨対策は万全です)
コンクリートスロープの幅は
プランニング時に福祉車両(ホンダライフ)を図面上に書き込み
乗り降りがしやすいように4700mm確保しています。
もともとの外壁が40年以上前に建てられていたので
バッドレスの補強も同時に行い、そのスペースを利用して
花壇を造りました。
(リフォーム後)
門柱を新たに設置して、パンタロン式の門扉を設置。
門扉はあえて門柱より少しずらすことで、いっぱい閉じたときに
門柱裏に隠れるように工夫しました。
異常な天候に左右された工事でしたが、何とか無事完成できた
ことに施主様も大満足されたようでした。
Y様、ありがとうございました。