スキー用語78「カービング」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

「カービング」とは

8で述べたように
彫り込む を意味する英語です
カービング系 と言えば 推進系と
同じ意味になりますね

一般的には
木や野菜、果物、石鹸などを
彫刻刀やナイフで削って
飾り付けする事(彫刻)を言います



スキーでは
滑った後のシュプールが
彫刻刀で削られた様に見えるので
こう呼ばれています




凍ったお肉などを切りたい時、
真下に押しても切れませんね
お肉に対して 軽く力を入れながら前か後ろに
刃を滑らせると 切る事が出来ます

スキー技術におけるカービングも
これと同じ原理で
雪面に対して 軽く力を入れながら前に
エッジを滑らせると切る事が出来る訳です



雪質と力加減により 彫る になったり
切る になったりの違いがあります



別名 切り 切る 切れ えぐる 削る


ずらしとカービング が
酸とアルカリ のようでモヤモヤする方は
アルカリを塩基と言うように
ずらしと切り と呼んでも意味は変わりません





広い意味では推進系の技術の総称

狭い意味では 加圧しながら
角を立てて かつ 板を滑らせて
雪を彫ったり氷を切ったりする運動を指します


板を滑らせるについては83にて後述します



スピードを出したい時や
アイスバーンを滑る時に役立ちますよ♩


次回は79
「クロスオーバー」「谷開きシュテム」です


スキー指導員 高波太一